27日の日本株市場は、ギャップスタートとなり、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。26日の米国市場はNYダウが809ドル安だった。高金利や景気後退懸念で投資家心理が悪化し売り先行で始まった。その後も中国のロックダウン地域が拡大するとの警戒やサプライヤー問題への懸念なども高まるなか、投資家のセンチメントを冷ます格好に。さらに、主要企業決算では全般的に内容は予想を上回っているものの、コストの上昇などを理由に悲観的な見通しが目立ち、投資家のさらなる失望感に繋がった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比585円安の26065円。円相場は1ドル127円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートになろう。シカゴ先物は一時25970円と節目の26000円を下回った。日経225先物もナイトセッションで25970円まで下落し、26000円で終えている。4月13日につけた26240円を下回り、一気に節目の26000円水準まで下げてきたことから、朝方はインデックスに絡んだ売りが日経平均を押し下げる格好になりそうだ。26000円までの下げで、いったんはボトム形成も意識されやすく、売り一巡後は自律反発狙いの動きもありそうだ。

 もっとも、主要企業の決算発表が本格化するなか、前日の取引終了後に決算を発表したファナック<6954>はコンセンサスを下回ったこともあり、指数インパクトが大きい銘柄でもあるため、売り方にとっては仕掛けやすいだろう。まずはファナックが売り一巡後に出直り基調を見せてくるかを見極めたいところ。また、米国においてもハイテク企業の決算が相次いで発表されているが、時間外で弱い動きを見せている銘柄も目立っているため、目先底確認からの反転といった流れに期待しづらい。

 また、売り優勢のなか、前引けにかけてはTOPIXの下落率に関心が集まりやすいだろう。下落率が2.0%を超えてこなければ、後場の日銀のETF買い入れといった需給要因も期待できないことから、TOPIXの水準次第ではランチタイムから先物主導でショートを仕掛けてくる動きには注意する必要がありそうだ。物色としては指数連動の高い銘柄は避ける格好となるが、良好な決算を発表した企業に対しての押し目狙いの動きは期待される。また、インデックス売買の影響を避ける格好から中小型株に向かいやすいところではあるが、ナスダックが年初来安値を更新するなか、グロース銘柄も手掛けづらい。