16日の日本株市場は、上値の重さは意識されるものの、リバウンド機運の高まりやすい相場展開が見込まれよう。13日の米国市場はNYダウが466ドル高だった。暗号資産市場が持ち直したため金融市場混乱をもたらすとの脅威が後退し、ハイテク株を中心に買い戻しの動きとなった。ナスダックの上昇率は今年最大となったほか、S&P500は3営業日ぶりに4000ポイントを回復した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比285円高の26675円。円相場は1ドル129円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうだ。先週末の大幅反発に対する反動は警戒されやすいところではあるものの、節目の26500円を突破してくる可能性は高く、26500円を支持線に26800円水準に位置している25日線などの抵抗線を意識したトレンド形成が期待されてきそうだ。25日、75日線接近では戻り待ちの売りが警戒されそうだが、米国市場のリバウンドの動きにより、スタンスとしては押し目狙いのロングになろう。

 また、先週末で決算発表がピークを通過した。足元では先週末の決算企業に対する市場反応を見極める動きになりそうだが、ピークを通過したことから機関投資家も動きやすくなったと考えられ、インデックスに絡んだ資金流入は意識されやすいところ。また、週末の決算では今期見通しがコンセンサスを下回っている企業が目立っているため、より良好な決算を発表した企業に短期の値幅取り狙いの資金が集中しやすいだろう。

 物色としては決算を手掛かりとした銘柄のほか、インデックスに絡んだ商いから、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が注目されよう。先週末の大幅上昇においても、水準としてはボトムからの反発であり、トレンドは弱気形状の銘柄が多い状況だ。東エレク辺りが一段高を見せてくるようだと、センチメント改善に繋がる可能性はありそうだ。そのほか、ナスダックは3.8%の上昇となるなか、これまで物色の圏外に置かれていた中小型株などへの自律反発を狙った動きが意識されそうだ。