20日の日本株市場は、前日の大幅な下落に対する自律反発が意識されるものの、次第にこう着感が強まりやすいだろう。19日の米国市場はNYダウが236ドル安だった。冴えない企業決算に失望感が広がったほか、最新の地区連銀製造業景況指数や雇用、住宅関連指標が軒並み予想を下回り景気後退入り懸念が一段と強まり投資家心理が悪化した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの26370円。円相場は1ドル127円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小動きで始まりそうである。日経平均は前日に500円を超える下落だったこともあり、いったんは自律反発の動きが先行する可能性がありそうだ。また、米国では小売りの弱い決算が相次いでいるものの、ウォルマートやターゲットの決算を経て慎重姿勢であったほか、シスコシステムズの急落については昨日の時点で織り込まれていると考えられる。SOX指数は下落したものの、構成銘柄は高安まちまちで、前日に売られたエヌビディアは反発を見せていた。

 また、VIX指数は再び30を下回ってきており、リスク回避姿勢は和らぐ格好だ。明確な底入れは確認できず、しばらくは荒い値動きが続く可能性はあるものの、押し目を拾う動きは見られている。日経225先物はナイトセッションで一時26080円まで売られる局面が見られたものの26000円は割り込まず、その後26500円を上回るリバウンドの動きもあった。そのため荒い値動きは警戒しつつも、26000円に接近する局面では押し目狙いの動きを想定しておきたいところだろう。

 物色としてはインデックスに絡んだ商いに振らされやすく、指数インパクトの大きい値がさ株などは、いったん自律反発を意識しておきたい。また、東エレク<8035>など半導体株の底堅さが見られるようだと、リバウンド狙いの動きも入りやすいと考えられる。そのほか、不安定な動きではあるが、中小型株など売り込まれていた銘柄に対する底入れからの修正リバウンドの動きも見られてきた。マザーズ指数の調整トレンドは継続しているものの、個別では次第に底堅さからの反発を狙った動きに期待したい。