25日の日本株市場は、自律反発の動きに期待しつつ、次第にこう着感の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが48ドル高だった。5月の製造業や4月住宅関連指標が軒並み悪化、景気後退入り懸念も再燃し売り先行で始まった。写真・動画共有アプリのスナップは、マクロ経済の状況悪化を理由に、4-6月期の売上高と利益の見通しを下方修正し4割超の下落となるなか、メタ・プラットフォームズ、アルファベットなどが軒並み連れ安となった。ただし、ディフェンシブ株の一角が値ごろ感から買われるなか、NYダウはプラスに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の26675円。円相場は1ドル126円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から小動きで始まろう。スナップの急落は前日の段階で織り込まれていることから、朝方は前日の下落に対するリバランスの動きが意識されやすいところ。NYダウは一時500ドル安からの切り返しを見せてきたこともあり、年初来安値水準での底堅さも見られていることは安心感に繋がりそうだ。もっとも、エヌビディアの決算のほか、5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表も控えているため、積極的な売買は手控えられやすいだろう。

 そのため、前日の下落に対するリバランスの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まりやすく、日経平均は25日線水準での攻防になりそうだ。同線を明確に下回ってくる局面においては、短期的ながらも売りを仕掛けてくる動きには注意しておきたいところであり、26500円水準まで調整を見せてくるようであれば、その後のリバウンドを想定した押し目を狙いたいところである。

 物色としてはインデックスに絡んだ商いに振らされやすいことから、指数インパクトの大きい値がさ株の動向が注目される。また、スナップの下落は織り込まれたものの、SNS関連へは手掛けづらさが意識されやすい。イレギュラー的に売られる場面も引き続き警戒されやすいことから、自律反発を見せた後の荒い値動きには注意が必要だろう。全体としてはややディフェンシブ系に向かいやすいほか、川崎汽船<9107>など強いトレンドが継続している銘柄などでの押し目狙いのスタンスといったところ。また、需給面での影響が限られていると見られる直近IPO銘柄のリバウンド狙いも一考だ。