2日の日本株市場は、利食い優勢のなか底堅い相場展開が見込まれる。1日の米国市場は176ドル安だった。朝方は前日引け後に市場予想を上回る四半期決算を発表したセールスフォースが大幅高となり相場を押し上げ、また他のハイテク株にも買いが波及する場面が見られた。ただし、その後は5月ISM製造業景況指数が予想外の上昇となったことで長期金利が上昇。さらに原油価格が再び上昇したことで連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの警戒感が再び意識され下げに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の27430円。円相場は1ドル130円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の展開から始まることになりそうだ。ただし、米国市場は続落ながら主要な株価指数は25日線水準で下げ渋る動きも見られており、インフレ懸念や金融引き締めへの警戒は織り込まれてきたであろう。週末には米雇用統計の発表を控えていることから神経質にさせてくる可能性はあるものの、VIX指数は低下してきているなか、押し目狙いの動きに向かわせよう。

 また、日経平均は27500円水準では強弱感が対立するものの、4月の戻り高値である27580円水準を射程に入れており、これを突破してくると次のターゲットは3月高値の28338円となる。足元でセンチメントは改善傾向にあるなか、積極的にショートを仕掛けてくる動きは考えづらいほか、来週にはメジャーSQを控えているため、先物市場においても次第にロールオーバーの動きが中心となってくる。徐々にレンジを切り上げていることもあり、ヘッジ対応の動きが指数を押し上げてくる可能性はありそうだ。

 そのため、弱含みの局面では押し目買いのスタンスとし、目先的には27500円からの上放れを想定しておきたいところであろう。物色については長期金利の上昇が嫌気されハイテク株などは手掛けづらくなりそうだが、為替市場では1ドル130円台での推移を見せていることもあり、昨日同様、トヨタ<7203>など輸出関連や金融株などへ短期的な値幅取り狙いの動きを見せてきそうだ。

 また、マザーズ指数はボトム圏からのもち合いが継続していたが、足元で25日線を突破してきた。メルカリ<4385>のインパクトが大きかったと見られるが、プライム移行で今後指数から除外されるため、その他の指数寄与度の大きい時価総額上位の銘柄などは思惑的な動きを見せてくる可能性はあるだろう。