7日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まりそうだ。6日の米国市場はNYダウが16ドル高だった。中国の北京市で新型コロナウイルスの流行に伴う規制が緩和されたことで経済活動の正常化への期待が広がったほか、中国当局が配車アプリの滴滴グローバルの調査を終了するとの報道で投資家心理が改善した。ただし、インフレや連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めペースへの不透明感は根強く、長期金利の上昇を受けて買い一巡後は伸び悩んだ。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円高の28025円。円相場は1ドル131円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まることになりそうだ。28000円回復でいったんは達成感が意識されやすいと見られるものの、週末にメジャーSQを控えていることから、ヘッジ対応の動きが指数を押し上げる格好になろう。また、中国は上海市に続いて北京市も行動規制が解除されたことにより経済活動の正常化への期待が一段と高まりやすく、サプライヤー問題への不透明感も和らいでくる可能性はありそうだ。そのため、目先的に達成感が意識されたとしても、ショートを仕掛けてくる動きは限られよう。

 また、日経平均は28000円を回復してくることで、次のターゲットは3月25日につけた28338円となる。そのため、28000円での底堅さが意識されやすいほか、利食いに押される局面では押し目狙いの買いは入りやすい。3月高値を捉えてくるようだとヘッジ対応の動きが一段と強まりやすくなると考えられ、ショートカバーを誘う動きなども入りそうである。28000円回復で強いトレンドを形成していた銘柄へは利益確定の動きに繋がる可能性があるものの、センチメントの改善により出遅れ感の強い銘柄などへは修正リバウンドを想定した物色が意識される可能性はあるだろう。

 物色としては先物主導によるインデックスに絡んだ商いが中心になることから、指数インパクトの大きい値がさ株の動向には引き続き注目しておきたいところ。ただし、米国では長期金利の上昇が重荷となってハイテク株などは高安まちまちだったため、やや内需系にシフトする可能性も想定しておきたい。また、商いは依然として低水準ではあるものの、センチメント改善によって相対的に出遅れている中小型株を見直す動きなども意識されよう。