14日の日本株市場は、連日でギャップスタートとなり、売り一巡後の底堅さを見極める動きになりそうだ。13日の米国市場はNYダウが876ドル安だった。先週の予想を上回るCPIの結果を受け、連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げを警戒した売りが強まった。さらに、中国の新型コロナ流行再燃で一部地域の再封鎖が警戒されたほか、暗号資産市場の急落などが金融不安につながった。WSJ紙は連邦準備理事会(FRB)高官が0.75%の利上げを容認する可能性を報じたことで引けにかけて下げ幅を一段と拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比465円安の26375円。円相場は1ドル134円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から本日もマドを空けての下落となり、ヘッジ対応の売りが強まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで75日線を割り込んできており、日経平均も75日線を割り込むことでサポートを失う格好となり、センチメントを冷ます格好になるだろう。5月12日の安値25688円が射程に入ってくることから急ピッチの下げに対する反動を狙った押し目買い意欲も強まらず、様子見ムードに向かわせそうだ。

 米国では主要な株価指数はいずれも年初来安値を更新しており、6月のFOMCでは0.5%の利上げがコンセンサスとなるものの、0.75%との観測が出てきているほか、1.0%の利上げの可能性も排除しないといった見方もあるようだ。そのため、FOMC通過までは戻り局面では短期筋のショートの動きが入りやすく、自律反発の局面においては戻り売りスタンスになりやすいだろう。まずはギャップスタート後の底堅さを見極め、75日線を早い段階で回復してくるかが注目されそうである。

 物色としては本日もインデックスに絡んだ商いに振らされやすいことから、指数インパクトの大きい値がさ株などはショートの対象になりそうだ。足元では東エレク<8035>の弱さが目立っており、昨日は5%を超える下落だった。既に5月安値水準まで下げてきており、5月安値とのボトム形成とならないようだと、日経平均の押し下げ役となり、先物市場においてもショートを仕掛けてくる動きにつながる。そのため、東エレクの動向を睨みながら、リバウンドのタイミングを探ることになろう。

 そのほか、中小型株についてはナスダックの安値更新からグロース株には処分売りの動きが優勢になりやすいところである。もっとも、FOMC通過後は日銀の金融政策決定会合に関心が向かうため、日米金利差を狙った海外勢による資金流入への思惑から週末高も意識されてくる。5月安値を意識しつつも、押し目買いのタイミングを探る動きになりそうだ。