15日の日本株市場は、イベント通過待ちながらも底堅さを見極める動きになりそうだ。14日の米国市場はNYダウが151ドル安だった。5月生産者物価指数(PPI)が消費者物価指数(CPI)に続き大幅な伸びに留まったため、連邦準備制度理事会(FRB)の6月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%の利上げが市場に織り込まれると金利の上昇に伴い売りが加速した。ダウは終日軟調に推移。引けにかけては、ハイテクが持ち直しナスダックは小幅高で終了した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比240円安の26420円。円相場は1ドル135円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢の展開になりそうだ。ただし米PPIは5月も上昇が加速したものの、コンセンサスの範囲内だったこともあり、波乱に繋がるような相場展開とはならなかった。もっとも、CPIに続いて大幅な伸びだったこともあり、市場ではFOMCにおいて0.75%の利上げを織り込みにいっていた。ただし、それ故に0.5%だった場合には行き過ぎたショートに対するカバーの動きが強まる可能性は想定しておく必要はありそうだ。そのため、売り先行ながらも売りヘッジの動きはそれ程強まらず、次第に底堅さが意識されてくるだろう。

 日経平均は連日でマドを空けて下落となり、直近で2000円程度の下落を見せたこともあり、ショートも積み上がっていると考えられる。先物市場ではクレディスイスの売り越しも見られてきているため、CTAによるショートの動きも入っていると考えられ、楽観視はできないものの、FOMC通過後のアク抜けを想定した押し目買いの動きも意識されやすいところだ。そのため、日経平均は前日の安値水準をボトムに75日線が位置する26850円辺りまでのリバウンドを期待した押し目買いの動きを想定。

 物色の動きとしては指数インパクトの大きい値がさ株などは引き続き手掛けづらさはあるものの、ショートに傾いたポジションを若干ニュートラルに近づけるなかにおいて、ハイテク株などへは買い戻しの動きは意識されやすいところ。また、FOMC通過後は日銀の金融政策決定会合に市場の関心が移るなか、日米金利差を狙った海外勢による資金流入への思惑も高まりやすく、円安のプラス面を手掛かりとした自動車株など輸出関連への物色も意識されそうである。そのほか、底堅い値動きのなか、低迷する中小型株などへは値ごろ感からの買いも入りそうだ。