20日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが38ドル安だった一方で、ナスダック、S&P500はハイテクに買戻しが見られ相場を支え小幅に上昇。直近の大幅下落に対する値ごろ感から買われる場面も見られたものの、株価指数先物、オプション、個別株オプションなどの決済期日だったことからSQに絡んだ需給が中心だった。また、3連休を控えていることもあり、持ち高調整の売りなどが上値の重荷となっていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の25930円。円相場は1ドル135円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まろう。先週の下落幅から見れば明確な底打ちは確認できていないものの、いったんは先週の下落によって5月12日の安値25688円とのダブルボトム形成を意識した、自律反発の動きを見せてきそうである。先週末の日銀の金融政策決定会合では、大規模緩和政策を継続する方針を決定した。これを受けて為替市場では1ドル135円台と再び円安基調を強めてきており、日米金利差を狙った海外勢による資金流入への思惑も高まりやすいところだろう。

 もっとも、20日の米国市場は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で休場となることから、海外勢のフローは限られると見られる。短期的な売買が中心になることから、いったん上値の重さが意識される局面においては、資金の逃げ足の速さなどには注意する必要はありそうだ。また、チャート上では、先週はマドを空けての下落となり、5月安値とのダブルボトム形成からのリバウンドを意識させる一方で、直近のマドを埋められず26000円辺りでのこう着感の強い相場展開が継続するようだと、次第に3月安値の24681円をターゲットとしたセンチメントの悪化が警戒されてくる。週末の東証プライムの出来高は18億株超と5月31日以来の水準に膨らんでおり、買い方の換金売りは進んだと見られるものの、押し目買い機運は高まりづらい。

 物色の流れとしては短期筋の先物に振らされやすい需給状況と考えられ、インデックスに絡んだ商いによって指数インパクトの大きい値がさ株には仕掛け的な動きは入りやすいだろう。足元でトレンドが悪化傾向を見せている東エレク<8035>の戻りの鈍さが意識される局面においては、先物主導でのショートを仕掛けてくる動きに注意しておきたい。