22日の日本株市場は、買い先行で始まることになり、その後も底堅い値動きが見込まれる。連休明け21日の米国市場はNYダウが641ドル高だった。値ごろ感からの買いや海外市場の流れを受けて買い先行の展開。バイデン大統領が「景気後退は避けられる」との考えを示したため、景気後退への脅威も緩和し、終日堅調に推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円高の26440円。円相場は1ドル136円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。米国市場の上昇については昨日の段階でグローベックスの米株先物の強い値動きによって織り込み済みの面はあるだろうが、先回り的に買いが積み上がっていたとは考えづらいことから、買い一巡後も底堅い値動きが意識されそうである。また、昨日の日経平均は足元で上値を抑えられていた5日線を突破してきており、5月12日の安値と6月20日の安値とのダブルボトム形成が意識されやすいところだ。

 また、多くの投資家は自律反発の域は脱せないといった見方であるものの、日経平均は直近で3000円幅程度の急落だったこともあり、半値戻しの27000円辺りまでのリバウンドを見せたとしても自律反発の範囲内であるため、もう一段の上昇を狙いたいところであろう。また、ロングショートのヘッジファンドはロングを解消しているとの見方もあるなか、需給的にはショートに傾いている状況である。相場の基調反転から一気にショートカバーに向かう可能性は低いとはいえ、ロングポジションを積み上げてくる可能性はありそうだ。

 なお、買い一巡後はパウエルFRB議長による半年に一度の議会証言を控え様子見ムードが強まりやすいだろうが、ショートは仕掛けづらいと考えられる。また、昨日は東エレク<8035>が11営業日ぶりに反発を見せた。既に昨年10月上旬まで下げてきたことから、含み益も減っている状況のなか、ロングオンリーのファンドからの売りも一巡した格好だろう。こちらも自律反発の範囲内とはいえ底堅い値動きを見せてくるようであれば、日経平均のけん引役となる可能性も期待されてきそうだ。

 また、昨日のマザーズ指数は反発を見せているが、25日線辺りが心理的な抵抗線として意識されているため、同線での攻防が長引くようだと戻り売りの動きに向かわせそうである。相場全体の出来高は低水準であることから、インデックスに絡んだ影響を受けやすく、主力銘柄中心の相場展開となろう。