25日の日本株市場は、売り優勢の展開のなか、底堅さが意識される相場展開になりそうだ。22日の米国市場でNYダウは137ドル安だった。企業の収益を圧迫すると警戒されていたドル高が一段落したことを受けて買いが先行した。ただし、主要ハイテク企業の先陣をきって写真・動画共有アプリのスナップが発表した四半期決算が予想を下回る低調な結果となったためハイテクセクターが売られ相場全体を押し下げた。さらに、7月製造業・サービス業総合のPMI速報値が予想外に活動縮小を示し景気後退懸念から売り圧力となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比250円安の27640円。円相場は1ドル136円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まろう。ただし、先週の大幅上昇で200日線、52週線を突破し一時27952.25円と節目の28000円に接近したこともあり、いったんは、上昇一服が意識されやすい水準である。26-27日の米連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、日米ともに主要企業の決算発表を控えているため、これらを見極めたいとするムードのなか、積極的には手掛けづらくさせよう。特に米国では大型テック株の決算のほか、国内においてもファナック<6954>、ソニーG<6758>といった指数インパクトの大きい値がさ株の決算も控えているため、ポジションは傾けづらい。

 一方で、VIX指数は低下傾向を継続しており、6月の直近安値水準を下回り、4月下旬以来の水準まで低下してきたため、先週末の米国市場の下落についてもリスクオフといった動きは強まっていない。スナップが40%近くの急落となったことがセンチメントを冷ました面はあるだろうが、VIX指数を見る限り、市場は冷静な動きである。また、ナスダックは75日線まで上昇した後の反落であり、利食いが出やすい水準であっただろう。

 そのため、売りが先行するものの、売り一巡後の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンスになりそうだ。先週の上昇でポジションを正常化に戻す動きは一巡した可能性はあるものの、押し目でのロングの動きは入りやすいところである。また、ナスダックの下落影響からマザーズ指数も調整を見せてくる可能性は高そうだが、先週突破した75日線辺りでの底堅さが見られるようであれば、押し目狙いの買いも意識されやすいだろう。