4日の日本株市場は、買い先行で始まるものの、日経平均の28000円水準での強弱感が対立しやすいだろう。3日の米国市場ではNYダウが416ドル高だった。セントルイス連銀のブラード総裁がインタビューで、国内経済は景気後退ではないとしたため、買い戻しの動きが先行した。また、7月のISM非製造業景況指数が予想外に改善し、4月来の高水準となったことも景気への懸念を和らげる格好となった。長期金利が低下したことから、アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コム、メタ・プラットフォームズなど大型テック株が買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比265円高の27975円。円相場は1ドル133円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。ただし、日経平均の28000円水準は足元で上値抵抗線として意識されていることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まるといった見方がコンセンサスであろう。もっとも、米国ではハイテク株を買い直す動きが継続しており、ナスダックは6月の戻り高値水準を明確に上放れてきている。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する動きが一段と強まる可能性はありそうだ。

 また、ペロシ米下院議長が台湾訪問をきっかけに、直近で27500円水準まで下落する場面も見られたが、台湾訪問を終えたことから米中間の地政学リスクに対する過度な警戒感は後退しているだろう。その後の底堅さから押し目待ちの買い意欲は強いと見られ、28000円水準を上放れてくるようだと、持ち高を減らしていたファンドによる買いの動きが強まることも想定される。そのため、押し目待ちの買い方についても、下値を切り上げてくる可能性はありそうだ。

 そのため、買い一巡後にこう着感が強まる局面においては、押し目買いのスタンスとなろう。また、NT倍率は先物中心限月で一時14.40倍まで上昇してきた。6月高値の14.42倍に迫ってきており、日経平均型優位の展開が強まりやすいだろう。その他、トヨタ<7203>の決算を控え、決算後にアク抜け的な動きを見せてくるようだと、輸出関連などへの物色に向かわせそうである。中小型株については、マザーズ指数が725ポイント辺りで上値を抑えられているものの、切り上がる5日線に沿ったリバウンドを継続している。ナスダックの強い動きを支援材料にリバウンド狙いの動きが期待される。