15日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。12日の米国市場ではNYダウが424ドル高だった。7月の米輸入物価指数が予想以上に低下するなど、インフレ減速を期待した買いが先行した。また、8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値も予想以上に改善し、経済への悲観的見方が後退したため終日堅調に推移。長期金利の低下でハイテクも買われたほか、インフレ抑制法案の成立期待も相場を支援し引けにかけて上げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比170円高の28710円。円相場は1ドル133円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い先行で始まろう。日経平均は先週末の上昇で6月の戻り高値を突破し、節目の28500円を上回ってきた。700円を超える大幅上昇の反動も意識されやすいところであり、買い一巡後はこう着感が強まりやすいところであろう。ただし、6月の急落局面でポジションを解消したファンドなどは6月戻り高値を完全に埋めてきたことから、ポジションを従来の水準に戻す動きに迫られるだろう。シカゴ先物は28700円を超えてきており、一段の上昇によって買い直す動きが一段と強まりやすい。

 決算発表が一巡したことから、改めて業績面を見直す動きも意識されてくると考えられ、過度な反応から大きく売られた銘柄などへは修正リバウンドの動きも想定されよう。また、日経平均がこう着感を強めたとしても、センチメントが改善するなかで相対的に出遅れている銘柄への見直す動きは強まりやすいと考えられ、減速懸念から低迷していたハイテク株などのリバウンドも期待されやすいと見られる。

 米国では先週、エヌビディアやマイクロン・テクノロジーの下方修正が嫌気されたが、週末の上昇でエヌビディアは直近の下落部分を埋めてきたほか、マイクロン・テクノロジーは戻り高値を超えてきており、ハイテク株への支援材料になるだろう。VIX指数は4月上旬以来の水準まで低下しているためリスク選好の動きは継続するなか、相対的に出遅れている銘柄への押し目を狙いたいところである。