15日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開が見込まれよう。14日の米国市場はNYダウが30ドル高だった。昨日の大幅下落の反動を狙った買いが先行した。また、8月生産者物価指数(PPI)で若干改善が見られたため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速懸念がやや緩和したことも材料視された。FRBの大幅利上げ計画は変わらずとの見方から長期金利が続伸すると売りに転じる場面も見られたが、その後は長期金利の落ち着きからハイテク株が下支えする格好からプラスに転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の27720円。円相場は1ドル143円00銭で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い優勢の展開になりそうだ。昨日の800円近い下落に対する自律反発が意識されるところではある。ただし、日経225先物のナイトセッションでの反発力は鈍く、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性はありそうだ。日経平均については28000円辺りが心理的な抵抗線として意識されやすいところであろう。

 とはいえ、昨日の下落はインデックスに絡んだ動きによる影響が大きく、指数インパクトの大きい値がさ株などが指数を下押した格好である。CPIショックとはなったものの、ポジションが大きく買いに傾いていたわけではないほか、中小型株などインデックスの影響が限られている銘柄などはプラス圏で推移する銘柄も見られ、売り一巡後は下げ幅を縮める動きもあり、センチメントは日経平均の下落ほど悪化していないと見られる。

 そのため、本日も全体の方向感はつかみづらいものの、個人主体による個別株物色は活発であろう。強いトレンドを継続するなか、CPIショックの影響を受けた銘柄などへは仕切り直しの動きは期待されそうだ。また、インバウンド関連のほか、今日から開催される東京ゲームショウを手がかりとした物色のほか、北米自動車ショーが開幕しており、EV関連などへの物色も意識されよう。