26日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。23日の米国市場はNYダウが486ドル安だった。英国政府が1972年来で最大とされる減税策を発表し、インフレ高進にさらに拍車をかけるとの懸念に欧州市場が大幅安となった流れが波及した。米長期金利も一段と上昇し景気後退懸念を受けた売りも強まった。引けにかけて世界的な株安を警戒した投資家心理の悪化で、ポジションを手仕舞う売りも巻き込み、下げ幅を拡大させた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比615円安の26415円。円相場は1ドル143円40銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップダウンで始まることになろう。日経平均先物は祝日取引のナイトセッションで一時26250円まで売られる場面も見られた。英国政府の減税策がトリガーとなり、米国市場への景気後退を懸念した売りが強まっていた。これによりVIX指数は一時32.31まで急伸し、6月半ば以来の水準まで上昇した。終値は29.92と30.00を下回ったものの上へのトレンドが強まってきており、リスク回避姿勢を強めることになりそうだ。

 そのため、インデックスに絡んだ商いが強まりやすく、指数インパクトの大きい値がさ株などへは売りが向かいやすいところである。景気後退懸念のほか、ロシアのプーチン政権は予備役の動員に踏み切るなど、地政学リスクへの警戒もリスク回避に向わせやすい。物色はインデックスの影響を受けにくい銘柄に向かいやすく、業績面など個別に材料のある銘柄での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。

 今週は9月末の権利付き最終日を迎えることから高配当銘柄への物色が意識されやすいところであるが、本日のギャップダウンによって売り一巡後の配当、優待狙いの動きを見せてくるかが注目されそうである。なお、日経平均は22日の下落でボリンジャーバンドの-2σまで調整してきた。本日はギャップダウンで-2σを明確に下放れてくるため、売られ過ぎシグナルが意識されてくる可能性はありそうだ。ただし、売り一巡後の戻りの鈍さが目立つ局面ではポジション圧縮の動きが強まりやすく、次第に節目の26000円や7月安値の25841.75円辺りまでの調整を警戒してくる可能性はあるだろう。短期的な値幅取り狙いの動きが中心。