7日の日本株市場は、買い先行で始まった後は次第にこう着感が強まるものの、底堅い相場展開が見込まれよう。4日の米国市場ではNYダウが401ドル高だった。中国当局の「ゼロコロナ」政策の緩和期待から買い先行で始まった。10月の米雇用統計では依然健全な労働市場が証明された一方で失業率は上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ幅縮小の観測を支える内容と捉えられたほか、FRB高官の発言を受け利上げ減速観測も再燃し、長期金利が一時低下すると一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円高の27505円。円相場は1ドル147円00銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで5日、75日線水準を回復してきており、週末に下げのきつかった指数インパクトの大きい値がさハイテク株などにはリバランスの動きが意識されそうだ。日経平均は週末の下げで25日線水準まで下げていたが、同線を支持線としたリバウンドによって、75日線水準を捉えてくる展開が期待されよう。

 今週は8日に米中間選挙の投開票のほか、10日には10月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、積極的な売買は手控えられやすいところではある。ただし、先高期待から買いが積み上がっている需給状況とは考えづらく、リバランスに伴うショートカバーの動きが需給面での下支えになりそうだ。米国では12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースを緩める可能性が高いなか、短期的に売り仕掛けられる局面においては、押し目狙いの好機となる場面は想定しておきたいところであろう。VIX指数が25.00を下回ってきていることもリスク選好に向かわせやすい。

 物色の流れとしては決算発表が本格化するなかにおいて、決算を手掛かりとした個別対応に向かわせやすい。4日引け後に決算を発表したところでは、インソース<6200>、シミックHD<2309>、サンリオ<8136>、トラスト<3347>、三井倉庫HD<9302>、サンケン電<6707>、ヤマシンF<6240>、イリソ電子<6908>、りらいあ<4708>、日曹達<4041>辺りが注目されそうである。