28日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が継続しそうだ。25日の米国市場はNYダウが152ドル高だった一方で、ナスダックは58ポイント安だった。年末商戦への期待から、消費関連株を中心に買われたものの、アップルの下落がハイテク株へ広がる格好となった。もっとも、感謝祭翌日で短縮取引だったこともあり、商いは低水準だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の28340円。円相場は1ドル139円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。米国市場ではNYダウが4月以来の水準まで上昇したものの、ナスダックは75日線に上値を抑えられる形状を継続しており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は手掛けづらくさせそうだ。そのため、先週同様、ややTOPIX型優位の相場展開になりそうであり、日経平均は28300円を挟んだ狭いレンジでの推移が見込まれる。

 また、今週の米国では週末の雇用統計など重要な経済指標のほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見のほか、FRB高官の講演などが相次ぐことから、これらの結果を受けた米国市場の反応を見極めたいところであるため、積極的な売買は手控えられそうだ。FRBは利上げペースを緩めるとの期待から売りを仕掛けてくる動きは限られることから、下値の堅さは意識されるものの、積極的なリバウンド狙いの動きも限られそうである。

 そのため、日経平均は利益確定の流れから5日線辺りまでの調整を見せてくる局面においては、押し目狙いのスタンスで対応する格好になりそうだ。積極的な売買が手控えられるなかでは先物主導の商いに振らされやすいものの、リバランスに伴うショートカバーの動きは継続しやすいなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。物色の流れとしては、主力銘柄は手掛けづらく、個人主体の中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きに向いやすく、直近IPO銘柄など需給状況は悪化していない銘柄などでの物色は活発であろう。また、米国ではサイバーマンデーへの期待も根強いことから、東京市場においても消費関連などの内需系に向かいやすいと考えられる。