6日の日本株市場は、買い先行からの相場展開が見込まれる。3日の米国市場はNYダウが222ドル高、ナスダックは184ポイント高だった。NYダウは5日続伸、ナスダックは6営業日続伸となった。10月の米雇用統計やISM非製造業景況感指数が予想を下回り、長期金利の低下に伴って買い優勢の展開となった。米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め長期化への懸念が和らぐ格好となり、半導体株や金融株を中心に買われた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比855円高の32735円。円相場は1ドル149円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、ギャップスタートになろう。日経225先物はナイトセッションで一時32350円まで買われ、心理的な抵抗線だった75日線を明確に上放れている。シカゴ先物にサヤ寄せする展開が見込まれるなか、10月半ばの戻り高値32660円を一気に上放れてくることになりそうだ。そのため、売り方の買い戻しの動きが集中しやすく、オーバーシュート気味の上昇が意識されやすいだろう。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が指数をけん引する展開が意識されそうだ。

 2日の日経平均は朝方に節目の32000円を回復した後は、3連休を控えていたほか、節目の32000円回復による目先的な達成感が意識されるなか、その後は利食いが入りやすい需給状況であった。決算発表が本格化するなかで週またぎのポジションを積極的に取りに行く動きは限られていたと考えられ、先高期待の買いは積み上がっていないだろう。心理的な抵抗となる75日線のほか、10月半ばの32533円を捉えてくるようだと、押し目待ち狙いの買い方にとっても、エントリータイミングを引き上げてくる可能性がありそうだ。

 急ピッチの上昇に対する過熱感は警戒されやすいものの、押し目待ち狙いの買い意欲は強まりそうである。米国では次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げへの可能性はくすぶるものの、米長期金利の低下やVIX指数の調整を見る限り、足もとではリバランスに伴うショートカバーが優勢になりやすいと考えられる。また、決算発表が本格化するなかで積極的な売買は手控えられやすいものの、週末にオプションSQを控えていることから、急ピッチのリバウンドのなかでヘッジの動きが強まりやすく、インデックスに絡んだ商いが相場を押し上げそうだ。