20日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。17日の米国市場はNYダウが1ドル高、ナスダックは11ポイント高だった。米住宅着工件数が予想を上回り、ソフトランディング期待が下支えとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)の高官がインタビューで、引き続き追加利上げの選択肢も除外しない慎重な姿勢を再表明し、一時下落に転じた。しかし、市場の利上げ終了観測も根強く、金利が安定したため終盤にかけて、主要株式指数はかろうじてプラス圏を回復し終了した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比70円安の33530円。円相場は1ドル149円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い先行で始まることになりそうだ。NY原油先物相場が上昇したことから、エネルギー株が物色されやすいだろう。また、前日にはウォルマートの慎重な見通しが嫌気されたが、週末にはギャップが買われており、消費関連への物色も意識されやすい。また、アプライドマテリアルズが時間外で急落した影響については、17日の取引で下落したものの、売り一巡後は買い戻しから下落幅を縮めており、ハイテク株への見直しに向かわせよう。

 米国市場は小動きではあったが、東京市場同様に過熱感が意識されるなか、利益確定の売りも出やすいところである。ただし、強いトレンドは継続しており、売り方の買い戻しは入りやすい需給であるとみておきたい。もっとも、今週は日米ともに23日が祝日となることから、積極的な売買は手控えられやすいだろう。また、21日のエヌビディアの決算を見極めたいとする様子見姿勢も強まりやすく、こう着のなかで押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。

 また、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが、円債で1220億円を調達したと伝わるなか、バリュー株には思惑的な資金が流入しやすいところも底堅さにつながろう。日経平均は9月の戻り高値に接近するなか、いったんは利益を確定させておく動きは意識されやすいだろうが、日経225先物は既に9月の戻り高値を突破し、6月の年初来高値に接近している。先高期待が高まるなか、売り仕掛け的なトレードは避けておきたいところである。