21日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。20日の米国市場はNYダウが203ドル高、ナスダックは159ポイント高だった。米感謝祭翌日のブラックフライデーや週明け月曜日のサイバーマンデーでの消費者の支出が、高インフレにもかかわらず過去最高規模に達するとの調査結果を受け、期待感から買い優勢の展開。その後もマイクロソフトの上昇が相場全体を一段と押し上げた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比60円高の33380円。円相場は1ドル148円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。マイクロソフトは、「チャットGPT」を開発したオープンAIで最高経営責任者(CEO)職を解任されたアルトマン氏を採用する計画を発表し買われており、ハイテクセクターの支援材料になりそうである。昨日は東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>などが買い一巡後に利食いからこう着だったこともあり、これらが買い戻される動きをみせてくるようだと、指数をけん引する可能性がありそうだ。

 また、決算を控えているエヌビディアは2%を超える上昇で最高値を更新しており、決算を見極めたい一方で、売り方にとってはポジションを圧縮しておきたいところだろう。そのため、全体としてはこう着感が強まりやすいものの、断続的に買い戻しが入りやすく、底堅さにつながる可能性があるだろう。短期的に弱含みとなる局面においては、押し目狙いのスタンスで対応したい。

 また、マイクロソフトの報道を受けて、生成AIに関連する銘柄への物色が一段と強まりそうである。ヘッドウォータース<4011>辺りが先週末の戻り高値を突破する動きをみせてくるようだと、他の関連銘柄への刺激材料になりやすく、出遅れ感のあるAI銘柄への波及が見込まれそうだ。また、グロース250指数は昨日の上昇で75日線を捉えてきている。同線突破から200日線を意識したトレンドとなれば、より個人主体による中小型株が活発になりそうである。