28日の日本株市場は、引き続きこう着の強い相場展開が見込まれるものの、全体として底堅さが意識されそうだ。27日の米国市場はNYダウが56ドル安、ナスダックは9ポイント安だった。サイバーマンデーで強いオンライン売り上げを期待した買いが先行した。しかし、10月の新築住宅販売件数や11月のダラス連銀製造業活動指数が予想を下回ったことが重荷となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了との見方から米長期金利が再び低下したため、ハイテク株は一時買われたものの、利益確定の売りも入りやすい状況だった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比85円高の33525円。円相場は1ドル148円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米年末商戦の出足が好調と伝えられるなか、アマゾン・ドット・コムやウォルマートなどが買われており、センチメントは悪くないだろう。ただし、NYダウは年初来高値に接近してきたこともあり、いったん利益を確定しておきたい動きが入りやすい水準と考えられる。

 そのため、東京市場においても年初来高値水準では利食いが入りやすいと考えられ、こう着感が強まりそうだ。もっとも、あくまで利益確定であり、上値の重さが意識される中での売り仕掛け的な動きは入りづらく、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。また、足もとで調整が続いていたエヌビディアが反発を見せており、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への下支えになりそうだ。

 そのほか、グロース250指数は反落となったが、直近で突破した75日線が支持線として機能している。日経平均が年初来高値を更新するなか、グロース250指数の出遅れ感が目立っている状況であり、修正リバウンドを狙った個人主体の資金流入が意識されやすいだろう。また、レーザーテック<6920>が買い疲れ感から調整をみせる一方で、KOKUSAI<6525>が連日で最高値を更新している。値動きの強い半導体株などには値幅取り狙いの資金が集中しやすいと考えられる。そのほか、実質12月相場入りとなるなか、来年のテーマを意識した物色などもみられよう。