1日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まる展開が見込まれる。11月30日の米国市場はNYダウが520ドル高、ナスダックは32ポイント安だった。インフレ指標が想定通り鈍化の兆候を示し、利上げ終了観測が好感された。NYダウは8月以来の年初来高値を更新。一方、長期金利が上昇に転じたためハイテクは売られ、ナスダックは小幅に下落した。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比40円高の33540円。円相場は1ドル148円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。NYダウの年初来高値更新を受けて、幅広い銘柄に買いが入りやすいだろう。ただし、米国では半導体株の一角が売られているため、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が相場の重荷となる可能性がありそうだ。また、日経平均は直近でボリンジャーバンドの+1σを下回っており、+1σが位置する33540円辺りでの上値の重さが意識されるようだと、週末要因もあって利益確定の売りも入りやすいだろう。

 ただし、名実ともに12月相場入りとなり、年末高への期待が改めて強まりやすく、下値の堅さは意識されやすい。来週にはメジャーSQを控えていることから、底堅さがみられてくるようだと、ヘッジに絡んだ商いが入り、指数を押し上げてくる可能性がありそうだ。そのため、ハイテク株の動向を睨みながらの展開になりそうだが、レーザーテック<6920>などの強い値動きが続くようだと、センチメントを明るくさせそうだ。

 また、日経平均がこう着感を強めてくるようだと、相対的に出遅れている中小型株には年末高を意識した個人主体の資金流入が強まる可能性がある。昨日は月末のドレッシング買いから日経平均の強さが目立つ一方で、グロース250指数は反落となったが、75日線が支持線として機能していた。生成AIやEVなど来年のテーマを意識した材料株物色も膨れてきそうである。