4日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まる展開が見込まれる。1日の米国市場はNYダウが294ドル高、ナスダックは78ポイント高だった。11月のISM製造業景況指数が予想を下回り、金利の低下に連れた買いが強まった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長発言を受け、長期金利が低下したことでハイテクも買い戻された。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比50円高の33470円。円相場は1ドル146円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。NYダウは連日で年初来高値を更新したことから、幅広い銘柄に買いが入りやすいだろう。ただし、米国では半導体株の一角が軟調だったこともあり、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が相場の重荷となる可能性がありそうだ。また、日経平均は高値圏での推移を継続しているものの、直近でボリンジャーバンドの+1σを下回っており、+1σが位置する33600円辺りでの上値の重さが意識されそうだ。

 ただし、米国株高から年末高への期待が改めて強まりやすく、下値の堅さは意識されやすい。今週は週末にメジャーSQを控えているため、先物市場ではロールオーバーが中心になる。仕掛け的な商いは入りづらいなか、底堅さがみられてくるようだと、ヘッジに絡んだ商いが入り、指数を押し上げてくる可能性がありそうだ。そのため、押し目狙いのスタンスとなり、売り仕掛け的なトレードは避けておきたいところだろう。

 また、先週は週半ばにリバウンドを見せた中小型株については、週末にかけて軟化する格好となり、グロース250指数は支持線として意識されていた75日線を割り込んでいる。神経質になりやすいところではあるものの、日経平均がこう着感を強めてくるようだと、相対的に出遅れている中小型株に年末高を意識した個人主体の資金流入が強まる可能性があると考えられ、押し目を狙いたいところである。そのほか、生成AIなど来年のテーマを意識した材料株物色も狙いたいところだ。