5日の日本株市場は、やや売り優勢の展開が見込まれる。4日の米国市場はNYダウが41ドル安、ナスダックは119ポイント安だった。前週までの上昇に対する利益確定の売りが先行するなか、米長期金利が再び上昇に転じたためハイテクが売られ、相場の重荷となった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比110円安の33050円。円相場は1ドル147円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。NYダウは連日で年初来高値を更新していたこともあり、利益確定の売りが入りやすい需給状況だった。米国では引き続きハイテク株の一角が軟調だったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が相場の重荷となる可能性がありそうだ。また、日経225先物はナイトセッションで一時32900円まで売られており、節目の33000円を下回ってきた。節目の33000円割れで、いったんは調整一巡感が意識されそうだが、積極的なリバウンド狙いの動きは期待しづらいだろう。

 昨日の日経平均は一時33023円まで売られ、11月15日に空けたマド上限水準まで調整してきた。徐々にマド埋めの動きに向かうようだと、25日線水準までの調整が意識されやすく、押し目買いは入れづらくさせそうだ。今週は週末にメジャーSQを控えているため、先物市場ではロールオーバーが中心になる。仕掛け的な商いは入りづらいものの、米ハイテク株が弱い値動きを見せていることもあり、短期的には売りを仕掛けやすい状況だろう。

 もっとも、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ終了観測が根強いなか、あくまでも利益確定の範囲内であり、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた持ち高調整である。日経平均についても11月の上昇に対する利食いの範囲内であり、25日線水準まで下げてくる局面においては、押し目狙いの好機になる可能性がありそうだ。

また、昨日は日経平均が弱い一方で、グロース250指数は反発し、75日線を上回ってきた。前日の上昇に対する反動安を警戒しつつも、相対的に出遅れている中小型株に年末高を意識した個人主体の資金流入が強まる可能性があると考えられ、押し目を狙いたいところである。そのほか、引き続き生成AIなど来年のテーマを意識した材料株物色も狙いたいところであろう。