6日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。5日の米国市場はNYダウが79ドル安、ナスダックは44ポイント高だった。利食い優勢の流れとなったが、JOLT求人件数が予想を下回ったことから米連邦準備理事会(FRB)による利上げ終了への観測が高まり、米長期金利が低下したことを受けてハイテク株の一角が買われた。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比125円高の32905円。円相場は1ドル147円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアなどハイテク株の一角が上昇したこともあり、昨日の日経平均の重荷となった値がさハイテク株へは自律反発が意識されそうである。ただし、日経225先物はナイトセッションで上昇したものの、節目の33000円接近では上値を抑えられる格好となった。昨日の日経平均は25日線までの調整により、いったんは自律反発狙いの動きがみられそうだが、買い一巡後の戻りの鈍さが意識されてくるようだと、持ち高調整に向かわせやすいだろう。

 そのため、買い一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。また、米ムーディーズは中国の信用格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。中国経済の減速が警戒されるなか、中国市場が弱い動きとなれば、短期的ながら売り仕掛け的な流れにも向かいやすいであろう。日経平均は25日線での攻防から戻りの鈍さが目立ってくるようだと、75日線が位置する32320円辺りがターゲットとして意識されてくる展開になりそうだ。

 物色としては、エヌビディアの上昇を手掛かりとした半導体株の自律反発狙いのほか、中国関連には短期的な売りを仕掛けてくる動きが意識されやすい。そのほか、相場全体がこう着感を強めてくるようだと、低位材料株での短期的な値幅取り狙いに向かわせそうだ。そのほか、本日はQPS研究所<5595>が東証グロースに上場する。宇宙関連への物色に向かわせる可能性がありそうだ。