7日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。6日の米国市場はNYダウが70ドル安、ナスダックは83ポイント安だった。米ADP雇用統計で、民間部門の雇用者数の伸びが予想を下回り、労働市場のひっ迫緩和で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ終了観測が一段と強まり買いが先行した。その後、景気減速への警戒感に加えて、米雇用統計への警戒感などで買いが続かず、終盤にかけて年初来最高値付近での高値警戒感などから利食い売りが優勢となった。シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比290円安の33160円。円相場は1ドル147円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まることになりそうだ。もっとも日経平均は前日に670円高と大幅な反発となったこともあり、反動安は想定内だろう。米国市場ではエヌビディアなどハイテク株の一角が売られており、昨日の日経平均をけん引した指数インパクトの大きい値がさハイテク株などは相場の重荷となりそうだが、利食い一巡後の押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。週末のメジャーSQを前に荒い値動きは警戒されやすいものの、日経平均が33000円辺りに接近する局面においてはリバウンド狙いのスタンスに向かわせよう。

 また、昨日の日経平均は25日線からのリバウンドにより、ボリンジャーバンドの+1σ水準に接近してきた。25日線と+1σとのレンジ内での推移が意識されやすく、売り一巡後の底堅さがみられてくるようだと、+1σへのトレンドに向かう可能性はあるだろう。そのため、利食いは入るものの、短期的な調整を狙った仕掛け的な売りは手控えておきたいところである。

 物色としてはハイテク株が手掛けづらいなか、配当志向などからバリュー株に向かいやすいだろう。また、直近IPO銘柄や生成AIなどのテーマ株などでの短期的な値幅取り狙いの資金が入りやすい。そのほか、依然として不安定ながら、相対的に出遅れている中小型株についても、上値追いは慎重ながら、押し目狙いで対応したいところだろう。