9日の日本株市場は、買い優勢の相場展開になりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが48ドル高、ナスダックは37ポイント高だった。企業の好決算を好感した買いのほか、予想を下回った週次失業保険申請件数が労働市場の底堅い証拠となり、ソフトランディング期待を受けた買いが支えとなった。NYダウは一時下げる場面も見られたが、ハイテクが強く終盤にかけ、相場を一段と押し上げた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比235円高の37095円、円相場は1ドル149円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場は利食いの動きがみられているものの、先高期待から買い遅れていた投資家による資金流入が根強いようだ。英半導体設計のアーム・ホールディングスは時間外取引で一時30%近く上昇していたが、日中取引で47%を超える上昇となっており、引き続き東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になる可能性がある。

 昨日、日経平均のけん引役だったソフトバンクG<9984>は、11%を超える上昇で昨年来高値を更新したが、取引終了後に発表した決算に対する反応が注目される。大幅上昇の反動から利食いが想定されるものの、ADRで強い動きをみせているため、市場心理を明るくさせてくることになろう。指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する流れが続くことで、押し目待ち狙いの買い方にとっても、エントリータイミングを引き上げてきそうだ。

 もっとも、3連休を前に積極的な売買は手控えられやすい。昨日の日経平均は743円高と大幅な反発となったが、インデックスに絡んだ商いが中心だった。東証プライムの6割の銘柄が値を下げていたほか、グロース250指数は小幅ながら続落だった。決算発表がピークを迎えるなかで物色対象は広がりづらいだろう。

 なお、昨夕決算を発表したところでは、小田急<9007>、ニトリHD<9843>、アンビス<7071>、参天薬<4536>、マクドナルド<2702>、アルフレッサ<2784>、フジクラ<5803>、カバー<5253>、西鉄<9031>、武蔵精密<7220>、フジシール<7864>、ミズノ<8022>、Dガレージ<4819>、三洋貿易<3176>、BASE<4477>などが注目される。