28日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだが、下値の堅さは意識されやすいだろう。27日の米国市場は、NYダウが96ドル安、ナスダックは59ポイント高だった。2月の米消費者信頼感指数が予想外に悪化したため、景気への楽観的な見方が後退するなか、利益確定の売りが優勢となった。一方で、ハイテク株は人工知能(AI)業界への期待が根強く、押し目買いから底堅く推移した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の39290円、円相場は1ドル150円40銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。米国では29日に1月の個人消費支出(PCE)の発表を控えていることから、高値圏での推移が続くなか、持ち高調整の動きが入りやすい需給状況とみられる。日経平均株価についても連日で史上最高値を更新しており、先高期待は強いものの、こう着感が強まりやすいだろう。39000円に接近する局面においては、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識されるが、積極的な上値追いの動きは落ち着きをみせよう。

 日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σに沿った上昇を継続しており、+2σが位置する39480円辺りに接近する局面では、利益確定の売りが入りやすいだろう。そのため、前日の終値を挟んだ39000円〜39500円辺りでのレンジ推移になりそうだ。一方で、こう着ながらも高値圏での推移を継続するなか、買い安心感から出遅れている銘柄を見直す動きが目立ってきた。

 低位材料株の一角にはストップ高が相次いでおり、短期的な値幅取りを狙った投機的な動きとはいえ、日経平均株価が高値圏での推移をみせているなかでは、下値リスクは低いとみているようだ。また、先駆したハイテク株などは利食いの動きが目立ってきており、バリュー株への見直しが意識される。そのほか、テーマ株としては生成AI関連への物色が根強いだろう。