1日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感が強まりそうだが、押し目買い意欲の強さが意識されそうだ。2月29日の米国市場は、NYダウが47ドル高、ナスダックは144ポイント高だった。1月のコアPCE価格指数が予想に一致し、前年比でインフレ改善の基調が維持されたため、安心感から買われた。その後、1月の個人支出や2月のシカゴPMI、1月の中古住宅販売仮契約が予想外に悪化したため、弱含む場面も見られたが、下院が短期つなぎ予算案を可決すると、当面の政府機関閉鎖への懸念が緩和し買い戻された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円高の39300円、円相場は1ドル150円00銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38990円まで下げる場面も見られたが、終盤にかけてはリバウンドを見せており、39310円で終えた。米国ではエヌビディアなどハイテク株がけん引する格好からナスダック指数は史上最高値を更新しており、東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引することになろう。

 日経平均株価は2月27日に39426円まで買われた後は、やや調整基調となっているが、警戒されていたPCEを無難に通過したことで、押し目待ち狙いの買い意欲は強まりやすいと考えられる。昨日には一時38876円まで下げる場面も見られたが、ボリンジャーバンドの+1σ水準までの調整を経て、リバウンドを意識されやすいところでもある。指数インパクトの大きい値がさハイテク株がけん引するなか、AI関連銘柄などのテーマ株物色も強まりやすいだろう。

 また、昨日は日銀の金融政策の正常化への思惑から円高に振れたが、足もとでは1ドル=150円台を回復してきており、輸出関連などを見直す動きも意識されやすい。また、日経平均型がけん引する格好になるものの、39000円固めからの先高期待が高まるなか、足もとで資金流入が目立ってきた中小型株においても、資金が向かいやすいだろう。買い一巡後にこう着感が強まる場面においては、押し目狙いの買いで対応したいところである。