26日の日本株市場は、やや売り優勢ながら底堅さが意識される相場展開が見込まれる。25日の米国市場は、NYダウが162ドル安、ナスダックは44ポイント安だった。米アトランタ連銀のボスティック総裁など、一部の米連邦準備制度理事会(FRB)高官らが年内の利下げペースが一段と遅くなる可能性を示唆したため、利食い優勢の相場展開となった。住宅や製造業関連の指標が予想を下回るなか、長期金利は上昇し終日軟調に推移した。シカゴ日経225先物(6月限)清算値は大阪比20円高の40130円、円相場は1ドル151円30銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時39970円と4万円を割り込む場面も見られた。4万円の大台まで調整したことから、いったんは押し目狙いのタイミングになりそうである。米国市場は利食い優勢の展開とはなったものの、エヌビディアなど半導体株の一角が堅調な値動きだったこともあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が相場の下支えとなる可能性もあるだろう。

 昨日の日経平均は終盤にかけて下落幅を広げ、安値引けとなった。21日に空けたマド(40003円〜40452円)埋めが意識されやすいものの、3月期末の配当権利落ち分が260円ほどと予想されており、これを考慮しても40260円までの調整であれば4万円をキープする形となる。そのため、利食いに押される局面においても、40300円辺りを下回るようなら、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。

 物色の流れとしては、3月決算期末による配当志向の物色が強まるほか、権利落ち後は配当再投資への思惑が高まりやすいことから、相対的にTOPIX型優位の展開が意識されやすい。ただし、米国ではエヌビディアのほか、マイクロン・テクノロジーが強い動きとなった。東京市場においても半導体株が全般軟調ななか、昨日はアドバンテストの強さが目立っていた。方向感はつかみづらいものの、ハイテク株の一角には押し目狙いの買いが入りやすいだろう。