5日の日本株市場は、米株安を受けたギャップダウンから不安定な相場展開になりそうだ。4日の米国市場は、NYダウが530ドル安、ナスダックは228ポイント安だった。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、インフレ改善が停滞した場合、年内利下げを実施しない可能性に言及した。また、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で、ガザ支援職員の死亡を受けイスラエルを非難、政策変更を警告したとの報道で中東情勢の緊迫化が警戒された。シカゴ日経225先物は大阪比700円安の39120円。円相場は1ドル151円30銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、インデックスに絡んだ売りが集中しやすく、ギャップダウンから始まることになりそうだ。米国では半導体株の弱さが目立っていることもあり、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が日経平均株価の重荷になりそうだ。昨日の日経平均株価は一時40200円を回復し、その後は上げ幅を縮めたものの、25日線水準での底堅さがみられた。本日は昨日のリバウンド部分を帳消しにし、3日に付けた安値を下回ってくるため、持ち高調整の売りも強まりそうだ。

 日経平均株価のボリンジャーバンドの-1σは39145円に位置しており、同水準で下げ止まるようなら、押し目狙いの買いが意識されてくる可能性はあるだろう。ただし、米雇用統計の発表を控えていることから、リバウンド機運は強まりづらい。また、地政学リスクの高まりは先行きを見極めづらくさせる。そのため、リスク回避姿勢のなかで、内需系の銘柄に資金が向かいやすくなりそうである。

 日経平均株価が-1σを下回ってくるようだと、短期的に売りを仕掛けてくる流れになりやすいだろう。まずは売り一巡後の底堅さを見極め、押し目狙いのタイミングも見定めたいところだ。インデックスに振らされにくい中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きのほか、超低位銘柄での割り切りスタンスでのトレードが中心になろう。