9日の日本株市場は、膠着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが11ドル安、ナスダックは5ポイント高だった。前週末の3月の米雇用統計後の買いが継続し、上昇して始まった。ただ、金利の上昇が重荷となったほか、今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)などの重要インフレ指標の発表を控えるなか、結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まった。シカゴ日経225先物は大阪比60円高の39450円。円相場は1ドル151円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買い先行で始まろう。米国では利下げ期待が後退する格好のなか、米CPIの結果待ちの状況であり、小幅な値動きであった。ナスダックは続伸とはなったものの、半導体株の一角は軟調であったため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への反応は限られそうである。日経平均株価は25日線が心理的な抵抗線として意識されやすく、リバウンド機運は高まらないと考えられ、インデックスに絡んだ商いも限られそうだ。

 もっとも、米CPIの発表を控えるなか、売り仕掛け的な売買も入りづらいだろう。日経平均株価は昨日の自律反発でボリンジャーバンドの-1σを上回ってきた。同水準での底堅さが意識されるなか、短期的な売り仕掛けの動きに対しては、その後のリバウンド狙いのスタンスに向かわせそうだ。ただし、決算発表が徐々に本格化するなか、注目された安川電<6506>の反応はさえなかった。買い先行で始まったものの、その後は軟化する格好から、結局は下落に転じていた。

 決算内容を見極めたいとするムードも強まりやすく、先回り的な動きは限られるだろう。とはいえ、先回りがない分、決算を受けて評価する動きが強まる可能性はあるため、決算を手掛かりとした物色に向かいやすいと考えられる。昨夕決算を発表したところでは、MSコンサル<6555>、アルファ<4760>、中本パックス<7811>、AFC−HD<2927>、eBASE<3835>などが注目されそうだ。