<6758> ソニー 4417 -42
売り優勢。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は1576億円で前年同期比2.8倍、市場予想を200億円程度上回った。ただ、1500億円程度の水準を意識する声もあったように、足元では期待値も高まっていた。通期の市場コンセンサスは6000億円近くにまで切り上がっていたとみられ、据え置きの通期予想なども受けて短期的な出尽くし感が優勢となったようだ。

<7267> ホンダ 3214 +87
大幅続伸。第1四半期決算が好感された。営業利益は2692億円で前年同期比0.9%増益、市場予想は減益であったとみられ、ポジティブな反応が強まっている。通期予想は従来の7050億円から7250億円に小幅増額修正しているが、第2四半期以降の為替前提は1ドル=105円であり、依然として保守的な印象とみられている。二輪事業の収益性改善などを評価し、野村証券では投資判断を「ニュートラル」に格上げ。

<5411> JFE 2247.5 +126
大幅反発。前日に第1四半期決算、並びに未公表であった業績見通しを発表している。第1四半期経常利益は563億円、在庫評価や為替などの一過性要因を除くと433億円であったもよう。通期予想は2000億円で前期比2.4倍としている。減価償却費の定額法変更が280億円程度の収益押し上げ要因になる見込みだが、それを除いても、市場コンセンサスの1550億円レベルを上回る格好になっている。

<8029> ルック 302 +38
大幅反発で一時上昇率トップ。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業損益は収支均衡の予想から6億円の黒字に増額、前年同期は0.8億円の赤字であった。「キース」、「イルビゾンテ」、「マリメッコ」などのブランドが好調のもよう。第1四半期実績から上振れ期待はあったが、想定以上の修正幅といった見方に。仕手性の強さやPBR水準の割安感から、個人投資家の関心が向かいやすくもあったようだ。

<3401> 帝人 2177 -98
大幅反落。前日には決算発表を受けて後場から大幅高の展開になったが、やや過剰反応であったとの見方が強まったもよう。第1四半期営業利益は前年同期比22%増の191億円となり、通期予想は620億円から640億円に、コンセンサスを上回る水準まで上方修正している。ただ、医薬品関連の一時金収入2,750万ドルが主因であり、実態にサプライズは乏しいとの声が多いようだ。

<8306> 三菱UFJ 716.8 +1.4
小幅続伸。前日に第1四半期の決算を発表している。純利益は2890億円で前年同期比53%の大幅増益となり、通期計画に対する進捗率は30.4%に達している。三井住友<8316>やみずほ<8411>と比較しても進捗率の高さが目立つ形となる。ただ、債券損益の大幅な上振れが主因となっており、資金利益のほか、保険販売・国内IB業務や信託報酬などは減速しており、積極的に評価する動きは限定的となった。

<6981> 村田製 17830 +830
大幅反発。米国市場の取引終了後にアップルが決算を発表、時間外取引では一時6%の上昇となったことが、アップル関連として位置づけられる同社などの刺激材料につながった。アップルの4-6月期決算は、売上、EPSともに市場予想を上回った。7-9月期見通しに関しても、売上高は490-520億ドルとしており、市場予想の中央値が下限ラインとなっている。新型iPhoneに対する期待感が再燃する状況にも。

<3580> 小松精 860 +89
急伸。金沢工業大学革新複合材料研究開発センターと共同開発した炭素繊維複合材の「カボコーマ・ストランドロッド」が、国内で初めて耐震補強材としてJIS化される見込みになったと発表している。2018年をメドに日本の工業規格のひとつに加わるもよう。インフラ老朽化などもあって、耐震補強材のニーズは今後も広がるとみられており、今後の業容拡大につながっていくとの期待感が先行。

<6963> ローム 8940 +410
大幅反発。前日に発表した決算内容に対する評価が高まっている。第1四半期営業利益は124億円で前年同期比80%増益、市場予想を15億円程度上振れている。据え置きの通期計画380億円に対する進捗率は33%の水準となり、上振れ期待が高まる格好にも。野村証券では投資判断を「バイ」、目標株価を10200円にそれぞれ引き上げ、車載・産機の需要拡大継続とディスクリート半導体の価格是正を評価としている。

<3840> パス 185 +14
急伸。子会社のマードゥレクスが中国最大のECモール「Tmall天猫」内に、自社化粧品ブランド「エクスボーテ」の旗艦店となる公式オンラインショップを8日にオープンすると前日に発表している。マードゥレクスは中国化粧品流通大手の上海クンチーと共同で市場開拓に取り組んでいるが、今回の取り組みでこうした展開が進んでいくとの期待感が高まる方向に。なお、同社は前日から東証2部に市場変更となっている。

<6208> 石川製 1186 +57
後場に急伸。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を阻止するため、トランプ米大統領が戦争も辞さないと語ったことが一部メディアで報じられている。報道によると「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ」と話したもようで、地政学リスクが改めて意識される展開に。一部では、北朝鮮がICBMと主張するミサイルは、米国本土の大部分に届く可能性があるとの分析もある。