<1605> INPEX 804 +32
大幅続伸。原油価格の上昇が買い手掛かりとなっており、本日は石油セクターなども強い動きになっている。前日のNY原油相場ではWTI先物価格が大幅に上昇、先週末比2.1%の上昇となり、2年7カ月ぶりの高値水準にまで上昇している。「OPECプラス」閣僚会議では大きなサプライズもなかったが、世界的な景気回復観測が強まるなか、米国のドライブシーズン入りなどから需給ひっ迫への思惑が強まってきているようだ。

<3678> メディアドゥ 4925 -535
大幅続落で下落率トップ。一気に年初来安値を更新している。イーブックが「LINEマンガ」運営企業と電子書籍事業における業務提携を行うと発表したことが警戒材料視されているようだ。同社は電子書籍の取次で国内トップ企業であり、「LINE マンガ」に対しても、電子書籍コンテンツを取次ぐとともに、コンテンツ配信システムなども提供している。業績へのマイナス影響を警戒する動きが優勢となっている。

<6358> 酒井重 2310 +143
大幅続伸。未定としていた22年3月期配当計画を公表、年間配当金は120円とし、前期比40円の増配を予定。前日終値をベースにすると配当利回りは5.5%の高水準となり、ポジティブな反応が先行する形になった。また、中期的な経営方針を策定したとも発表。26年3月期には売上高300億円、営業利益31億円を目指す。配当政策としては、ROE3-6%の間は DOE3%の還元、6%超の場合は配当性向50%に。

<4151> 協和キリン 3560 +265
大幅反発。前日にアムジェンと、アトピー性皮膚炎治療薬候補KHK4083の共同開発・販売契約を締結したと発表している。米国や欧州、アジアでは2ケタ台の販売ロイヤルティを受領し、日本では売上・利益を計上する。アムジェンは契約一時金4億ドルを当社に支払い、野村證券では、開発・販売マイルストンは最大8.5億ドルも同社が受領する可能性があるとみている。業績インパクトを期待する動きが優勢となっている。

<2897> 日清食HD 7550 -280
大幅続落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も9900円から8600円に引き下げている。会社側では今期から既存事業コア営業利益の5-10%を新規事業である完全栄養食の事業化に投資する方針としており、収益予想を下方修正しているようだ。投資を除いてもコロナ特需の反動の影響は避けられないとして、今期のコア営業利益は減益になると予想している。

<5631> 日製鋼所 3020 +185
大幅反発。SMBC日興証券では投資判断「1」を継続、目標株価を3500円から3700円に引き上げた。注目されるEVセパレータ用フィルムシート装置は再び顧客の投資意欲が活発化している印象と説明。また、中国、ロシアにおける石化プラント増設で造粒機の受注も大きく増加すると分析。第1四半期から前年同期比で大きく受注が回復するものと予想、年初来の株価パフォーマンスには出遅れ感があり、投資機会と判断した。

<6036> キーパー技研 2492 +183
大幅続伸。3月31日の高値を更新している。キーパーラボ運営事業の月次動向を前日に発表している。5月の既存店売上高は前年同月比36.1%増、来店台数が同27.4%増加したほか、平均単価も同6.8%上昇している。4月の同129%増からは増収率が鈍化したが、前年4月が新型コロナの影響で極めて低水準だったことで、特にネガティブ視はされていない。昨年10月以降の高水準推移は続く状況となる形に。

<3658> イーブック 3135 +500
ストップ高。「LINEマンガ」を運営する LINE Digital Frontierと、電子書籍事業における業務提携を行うと発表。同社では今年度後半に「LINE マンガ」のバックエンド業務の受託を開始する予定。受託する同業務は、バックエンドシステムの開発・運用、配信コンテンツの入稿、書誌データ管理に関するオペレーション、電子書籍コンテンツの調達および提供など。業績拡大期待が先行する形に。

<8057> 内田洋行 5000 +145
続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は120億円で前年同期比44.8%増益、通期予想は上半期決算時に上方修正した76億円から90億円、前期比24.3%増にまで引き上げている。政府の大型補正予算による文部科学省GIGAスクール構想案件で想定を上回る受注を獲得したようだ。想定以上の業績モメンタムの強さをポジティブ視する動きが優勢となっている。

<2593> 伊藤園 6110 +40
伸び悩んでもみ合い。前日に21年4月期決算を発表、営業利益は167億円で前期比16.4%減、従来予想の123億円を上回った。また、22年4月期は200億円で同19.9%の増益を見込み、180億円程度とみられる市場予想を上回る。買い先行の動きとはなったものの、タリーズの回復などによる業績反転自体は想定線。今期ガイダンスは19年4月期の水準をまだ10%強下回っており、戻り売りが優勢の展開に。