<6724> エプソン 1894 +76
大幅続伸。先週末に22年3月期決算を発表。営業利益は945億円で前期比98.3%増、従来予想の840億円を大幅に上回った。為替の円安効果などが上振れ要因に。また、23年3月期は960億円で同1.6%増を見込み、810億円程度の市場予想を大幅に上回る。事業環境が不透明な中、原材料費や物流費上昇により、減益ガイダンスが想定されていたとみられ、想定外に底堅い業績見通しと捉えられている。

<4689> ZHD 464 -50.6
急落で年初来安値更新。先週末に22年3月期決算を発表。調整後EBITDAは3315億円で前期比12.4%増、戦略的費用の計画通りの投下によって市場予想は下振れたものの、会社計画3300億円以上とした水準での着地に。一方、23年3月期は3315-3400億円のレンジ予想としている。引き続き高水準の戦略投資費用を計上することが背景だが、市場想定では2ケタの利益成長が期待されていたとみられる。

<6754> アンリツ 1528 -115
急落で年初来安値を更新。先週末に22年3月期決算を発表。営業利益は165億円で前期比16.0%減、従来計画の175億円を下振れた。1-3月期の計測事業の受注高も伸び悩んだ。また、23年3月期は190億円で同15.2%増を見込み、220億円程度の市場予想を下回る。中国でのロックダウンの影響に加え、国内需要も伸び悩んでいるもよう。5G需要の本格化なども期待されていたため、失望感が優勢となった。

<6501> 日立 6480 +408
大幅続伸。先週末に22年3月期決算を発表。調整後営業利益は7382億円で前期比49.1%増、市場予想並みの水準で着地した。23年3月期は7000億円で同5.2%減益、市場予想は700億円強下回ったとみられる。一方、発行済み株式数の5.17%に当たる5000万株、2000億円を上限とする自社株買いの実施を発表。当面の需給改善要因としてポジティブな評価が優勢に。新中計もプラス視されているようだ。

<6702> 富士通 19625 +940
大幅反発で年初来高値を更新。先週末に22年3月期決算を発表。営業利益は2192億円で前期比17.7%減益となった一方、23年3月期は4000億円で同82.5%増益の見通しとしており、3400億円程度の市場予想を大幅に上回っている。また、発行済み株式数の6.11%に当たる1200万株、1500億円を上限とする自社株買いの実施も発表。想定以上の株主還元強化を評価する動きが強まっている。

<6770> アルプスアル 1313 +158
急伸。先週末に22年3月期の決算を発表、営業利益は352億円で前期比2.7倍となり、従来予想の305億円を大きく上振れた。一方、23年3月期は475億円で同34.9%増の見通し、市場予想の410億円程度を大幅に上回っている。車載関連分野の収益改善に加えて、円安効果も大きく寄与する見通し。また、新規中期計画も発表、25年3月期売上高8000億円、営業利益率8%などが掲げられている。

<5334> 日特殊陶 2301 +302
急伸で年初来高値を更新。先週末に22年3月期の決算を発表、営業利益は755億円で前期比59.3%増益となり、従来計画の810億円を下振れる着地に。一過性費用の計上などが響いた。一方、23年3月期は960億円で同27.1%増の見通しとしており、市場コンセンサスを200億円近く上回っている。原材料費上昇を価格転嫁でカバーし、円安効果も追い風になるとみているもよう。

<6981> 村田製 8202 +408
大幅続伸。先週末に22年3月期決算を発表、営業利益は4241億円で前期比35.4%増益、従来会社計画4100億円をやや上振れる着地に。23年3月期は4400億円で同3.8%増の見通しで、ほぼ市場コンセンサス水準となっている。想定通りのガイダンスが安心感につながっているほか、発行済み株式数の2.5%に当たる1600万株、800億円を上限とする自社株買いの実施発表もポジティブに受け止められている。

<9104> 商船三井 3255 +185
大幅反発。先週末の前引け後に22年3月期決算を発表。経常利益は7218億円で会社計画の6500億円を大きく上振れた。23年3月期は5250億円で前期比27.3%減、市場予想を1000億円強下振れ。ただ、コンテナ船市況を保守的に見ているとされ、ネガティブな反応は限定的。一方。配当性向目標は20%から25%に引き上げ、年間配当金は350円と計画。ガイダンスリスク通過で高配当利回り水準が見直された。

<6920> レーザーテック 18330 +615
続伸。先週末に第3四半期決算を発表、1-3月期営業利益は37.4億円で前年同期比42.7%減となり、100億円程度の市場予想を大きく下回った。ただ、四半期ごとの業績変動は大きく、ネガティブ材料とは捉えられず。一方、同四半期受注高は796億円で会社側下期計画の211億円を大きく超過し、通期受注高予想は2000億円から2800億円に再度の上方修正。米国株安は重しも決算自体はポジティブ評価に。