<9627> アインHD 6460 +640
急伸。先週末に22年4月期の決算を発表、営業利益は151億円で前期比38.5%増、従来計画線上での着地となった。一方、23年4月期は200億円で同32.1%増の見通しとしている。市場予想の185億円程度を大きく上振れており、同業他社比較でも強い増益見通しとなっている。年間配当金も前期の55円から60円に引き上げ計画、業績期待は乏しかったことで、ポジティブな反応が先行している。

<5726> 大阪チタ 2612 +266
急伸。大和証券では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価も790円から3300円にまで引き上げた。主要航空機メーカーがロシアから米国などの展伸材メーカーに発注をシフト、結果、日系スポンジチタン各社への発注が増加するとの見方に。これに加え、航空機向け需要の回復などが需給逼迫へつながり、今後は値上げが実現する公算が大きいと判断のもよう。24年3月期営業利益は80億円にまで拡大の予想。

<6035> IRJーHD 3570 -700
ストップ安。元役員が未公表情報に基づいて知人が発注した不正な同社株の取引に関与した疑いで、証取委では元役員の関係先を金商法違反容疑で強制調査と伝わっている。同社では先週末に元役員が一身上の都合で辞任と発表、本日、「強制調査が行われたのは事実」とコメントを公表している。企業のIR支援事業を幅広く手掛けるビジネスモデルでもあるため、今後の信頼性の低下が懸念視される状況のようだ。

<3926> オープンドア 2066 +212
急伸。観光需要喚起策である「Go To トラベル」を6月末から7月にも再開する案が政府内で浮上してきたと伝わっている。都道府県での旅行割引の支援事業「県民割」の対象を全国に広げることで、実質的に「Go To」の代替とする案もあるようだ。個人消費の押し上げに向けた目玉施策とする方針。国内旅行需要の急回復につながるとの見方から、同社やエアトリ<6191>などの関連銘柄が買い優勢の展開になっている。

<2353> 日駐 177 +16
急伸で高値更新。先週末に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は37億円で前年同期比37.5%増益、2-4月期は同48.6%増に増益率は拡大している。また、発行済み株式数の1.24%に当たる400万株、5億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は6月7日から8月15日まで。順調な業績拡大や需給改善期待も加わり、株価の値頃感も強いことから、値幅取りの動きが活発化する形に。

<3415> 東京ベース 352 -33
大幅反落。先週末に5月の月次売上速報を発表。既存店売上高は前年同月比9.9%減と2カ月ぶりに前年同月を下回った。既存店のうち、国内実店舗は前年の新型コロナの影響による臨時休業の反動から同40.8%増となったが、海外実店舗は中国本土での新型コロナ対策のロックダウンなどが影響し同64.2%減と、4月の同52.4%減に続き苦戦しており、失望売りが先行しているようだ。

<1873> 日本ハウスHD 406 -19
大幅続落。先週末に上半期決算を発表。営業損益は5.8億円の赤字となり、前年同期比1.4億円の損益改善となった。一方、通期営業利益予想は従来の48.5億円から41億円に下方修正している。住宅事業において資源・資材価格高騰の影響を受けて原価率が悪化しているほか、ホテル事業でも新型コロナ感染症拡大の長期化によってリゾートホテルの稼働率が低下しているもよう。

<3760> ケイブ 1045 +150
ストップ高比例配分。でらゲーの全株式を取得し子会社化すると発表。でらゲーは、現在同社の大株主であり、代表作「モンスターストライク」の開発を手掛けるなど、スマホゲームの開発運営において実績のある会社。21年3月期売上高は89.7億円、営業利益13.5億円となっている。同社は21年5月期まで5期連続で営業赤字を継続しているが、でらゲー連結化によって今後の黒字転換が想定される状況に。

<5964> 洋刃物 2210 +400
ストップ高比例配分。フェローテックHDが完全子会社化を企図してTOBを実施、同社ではTOBに対して賛同意見を表明している。現在、フェローテックHDは33.24%を保有する筆頭株主になっているが、1株当たり2254円でTOBを実施して全株取得を目指すもよう。TOB価格は先週末終値に対して24.5%のアップ率になっている。TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きに。

<6898> トミタ電機 2651 +101
大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表。営業利益は1億円で前年同期比9.5倍となった。上半期計画の0.5億円を大きく超過、通期計画1.3億円に対しても進捗率は73%に達している。中国の情報通信関連向けや国内の半導体製造装置関連並びに産業機器向けの受注が引き続き堅調に推移しているようだ。業績予想は据え置いているものの、大幅な上振れを期待する動きが先行している。