ドバイは、フィンテックとイスラム金融の拠点として位置づけようとしている。

ドバイはフィンテックとイスラム金融の拠点として位置づけようとしており、ドバイ国際金融センター(DIFC)とドバイイスラム経済開発センター(DIEDC)は、フィンテック企業とイスラム金融セクターを結びつけるプラットフォームを作るための覚書MoUを結んだ。

今年初め、ドバイ国際金融センターは、FintechHiveプログラムを発表し、このプログラムは厳しい審査によって、最高のテクノロジー起業家とスタートアップ会社を選定することを意図して開始された。そして、選出された応募者はドバイ国際金融センターからの最高幹部や、Citi、HSBC、StandardChartered、Visa、EmiratesNBD、Mashreqなどの金融機関と協力して、彼らの革新的な企画を開発するチャンスが提供される。

このプログラムはまた、Facebookなどのトップテクノロジー企業からのメンター指導を受ける権利を提供する。Facebookは、又、スタートアップのためのワークショップを運営しており、収益化、成長とエンゲージメント、開発とマーケティングツール、および分析に関するアドバイスをしている。

ドバイは、イスラム金融の世界的拠点として位置づけようとしてきており、近年はイスラム国債を発行するまでになった。

ドバイ国際金融センターの最高経営責任者CEOArifAmiri氏は、次のようにコメントする「2010年から2050年にかけて世界のイスラム教徒の人口は73%増加すると予想されており、今後イスラム金融サービスの需要が地域的にもそれ以上増加するでしょう。我々はワールドクラスのエコシステムに継続的に投資しており、そのエコシステムはイスラム金融機関に準拠したインフラが含まれています。ドバイ国際金融センターのFinTechHiveプログラムは、イスラム金融を含め、すべての主要なサブセクターの金融テクノロジーに革命をもたらします。このMoUは、フィンテック、イスラム経済、ドバイ国際金融センターのFinTechHiveにおける重要なステップです。」

ドバイイスラム経済開発センターの最高経営責任者CEOAbdullaMohammedAlAwar氏は次のように述べる

「ドバイイスラム経済開発センター(DubaiIslamicEconomyDevelopmentCenter:DIEDC)が委託調査した2016年度世界イスラム経済の現状報告書「StateoftheGlobalIslamicEconomyReport2016」によれば、イスラム金融資産は約2兆ドルで、2021年には3.5兆ドルに達すると予測されています。しかし、成熟しつつあるイスラム経済の中で、いくつかの分野はまだ開発が必要とされています。その産業はモバイルバンキング、決済システム、中小企業向け融資(SMEFinacing)です。我々は、ドバイ国際金融センターのFinTechHiveプログラムがこれらの高い潜在性をもつ分野の開発に大きく役立つと自信を持っています。そして、我々は成功を保証するためにこのプログラムのサポートに尽力しています。」(出典:FinanceMagnates)



■エムトレの視点



近年成長著しいドバイは同国がイスラムの金融ハブになることを自覚し、また近隣諸国を一歩も二歩もリードしている。金融に注力するのは、オイルマネーを始めとする資源ビジネスのみに頼らず、収益源を拡大し、世界をリードしていこうという強い決意すら感じる。イスラム金融は独特のルールがあるため、ドバイが金融ハブとなることで、イスラム国外の国々にとってもイスラム金融へアクセス出来るため、そのニーズは高い。ドバイのFintechの益々の取り組みに注目だ。





【ニュース提供・エムトレ】