米商務省が発表した6月の耐久財受注の強い結果を受けて、明日28日にワシントンで発表される4−6月期国内総生産(GDP)速報の成長率が1−3月期から一段と加速するとの期待が広がった。6月耐久財受注は前月比+6.5%と、伸びは予想3.9%を上回り5月の‐0.1%からプラスに好転。2014年7月以降3年ぶり最大となった。5月分も−0.8%から‐0.1%へ大幅に上方修正された。「パリ国際航空ショー」を控えて、航空機の受注が急増したため。



変動の激しい輸送用機器を除くと前月比+0.2%と、予想の+0.4%を下回った。また、先行指標も冴えない。企業の設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注は−0.1%と、予想外に、昨年12月来のマイナスに落ち込んだ。GDPの算出に使用されるコア資本財の出荷は前月比+0.2%と、予想の+0.3%を下回った。5月分は+0.1%から+0.4%へ上方修正された。3ヶ月平均は+0.27%。



4−6月期GDPは+2.7%と、1−3月期の+1.4%から伸びが拡大する見込み。本日発表された6月耐久財受注の予想を上回る結果を受けて、金融各社は成長予想を引き上げ。JPモルガン銀行は従来の3.0%から3.5%へ、ゴールドマンサックスは1.9%から2.2%へ、バークレイズ銀は2.4%から2.7%へそれぞれ上方修正した。また、米商務省が発表するGDPと類似したモデルを使用しているアトランタ連銀の4−6月期GDP成長見通しも2.5%から2.8%へ上方修正された。強い成長が確認されると、9月のバランスシート正常化開始の思惑が強まるほか、12月の利上げ観測も強まり、ドル買いが再燃することになる。