シンガポールにあるスタートアップは、ビットコインの実世界価値を高めるための答えがVisaカードであると考えている。

TenXは同社のウェブサイト上で「どこでもいつでも暗号通貨を使えるようにさせる」と述べ、デビットカードと銀行ライセンスの支援を元にビットコインを現実世界に結びつけると宣言している。

DealStreetAsiaによると、TenX社は、複数のデジタル通貨をドル、円、ユーロなどの法定通貨に変換する”瞬間的コンバーター”であると報告されている。TenXはビットコインなどのデジタル通貨を使った支払いをより容易にしようと試みており、同社はすでに10,000枚以上のカードを受け取っている。取引は年間2,000ドルで上限が設定されているが、顧客のさらなる検証によってこの上限を引き上げることは可能である。

TenXのデジタルウォレットとVisaカードに接続することで、ユーザーは、ユーザーの現地の通貨を使って簡単に買い物ができる。そして、その支払い金額はユーザーのデジタル通貨口座から引き落とされる。

TenXの共同設立者JulianHosp氏は次のように述べている

「あなたは昼と夜の2つの世界を混ぜ合わせています。ユーザーが暗号通貨を使った支払いをすると、即座にこの暗号通貨を法定通貨に切り換え、Visaに支払いを行います。」

現在、TenXは月に10万ドルのトランザクションを取り扱っているが、2018年までに同社は毎一ヶ月のトランザクションを1億ドル、そして、100万人のユーザーに達することを目指している。又、Hospによると、TenXは法定通貨と暗号通貨の両替手数料を取らず、そのトランザクションはすぐに処理されるという。



■TenXICO



6月に、TenXはICOの世界に加わり、トークンセールスで8,000万ドルを調達したと、同社はいう。イーサリアムの共同設立者であるVitalikButerinを支援を元に、Hospは次のように述べる

「最終的に提供したいことは、ユーザーがアプリ内で暗号通貨を両替することができるという機能です。もしこれを提供できれば、私たちはマーケットメーカーになることができ、多くの収益をもたらすことができます。」(出典:CryptoCoinsNews)



■エムトレの視点



法定通貨とのコンバージョンは、仮想通貨(暗号通貨)を現実世界とリンクさせること、及び仮想通貨を更に普及させる第一歩として必須のものである。その中でVISAカードを用いて、法定通貨利用者の中でもよりバーチャルに近い使い方をしているクレジットカードユーザーを対象とする狙いは悪くはないだろう。年間$2,000という現在の仕様上限を超えないとTenXの未来も明るいものとはならないだろう。





【ニュース提供・エムトレ】