米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM製造業景況指数は56.3と、予想56.4を下回り、6月57.8から低下した。しかし、活動の拡大と縮小の境目である50を11か月連続で上回り、活動の拡大が順調に継続している証拠となった。ISMは指数で43.3以上を全般経済の成長と判断しているため、98ヶ月連続の経済成長となったと指摘。11か月連続の製造業の拡大、98ヶ月連続での経済の成長が示されたことになる。過去のPMIと全般経済の相関関係を示すデータをもとにすると、1月から7月までのPMI平均56.4は、実質国内総生産(GDP)で年率4.1%増に相当する。



内訳で、いくつかの項目が6月に比べ、低下した。しかし、製造業が望ましいペースでの拡大を続けており、軟調な兆候は限定的であるとの見方。主要項目である新規受注は60.4と、6月63.5から低下。雇用も55.2と57.2から低下した。一方、支払価格は62と、予想の55.8を上回り4月来の高水準となったことはインフレの兆候が示されたと言える。17カ月連続で50を上回り、原材料価格の上昇を示した。特に7月分は6月から7%ポイントの上昇と速いペースでの上昇となった。トランプ政権による貿易や税制改革に関する取り組みが進まない中、製造業セクターは基本的な経済を支えていくとの自信につながった。





◎米7月ISM製造業景況指数

景気指数:56.3(6月57.8)

仕入価格:62.0(55.0)

生産::60.6(62.4)

新規受注:60.4(63.5)

受注残:55.0(57.0)

入荷遅延:55.4(57.0)

在庫:50.0(49.0)

顧客在庫:49.0(50.5)

雇用:55.2(57.2)

輸出:57.5(59.5)

輸入:56.0(54.0)