米供給管理協会(ISM)が発表した7月ISM非製造業景況指数(総合)は53.9と、市場予想56.9を下回り、昨年8月以降ほぼ1年ぶり低水準に落ち込んだ。ただ、大半のエコノミストは、この結果は米国経済の堅実で、ありきたりの成長基調を裏付けただけだとし、成長鈍化の兆候ではないと判断している。



需要、雇用、企業収益の増加基調は持続している。多くの調査回答者は、7月の指数の鈍化が季節的な要因で、一時的だと指摘。総合景気指数は91ヶ月連続で活動の拡大と縮小の境目となる50を上回った。景況指数も96ヶ月連続で拡大。主要項目である新規受注は96ヶ月連続で拡大した。それぞれペースは鈍化した。



米国の経済の3分の2を消費が占める。雇用統計の発表を控え、サービス業の雇用動向は重要な先行指標となる。米7月ISM非製造業景況指数での雇用は53.6と、6月の55.8から鈍化、6ヶ月平均の54.2も下回った。しかし、41カ月連続で50を上回り、伸びは続いた。米労働省が明日4日に発表する7月雇用統計での雇用もペースは鈍化するものの、伸びの継続を示すと考えられる。



◎米7月ISM非製造業景況指数

総合景気指数:53.9(6月57.4)

景況指数:55.9(60.8)

仕入価格:55.7(52.1)

新規受注:52.0(60.5)

受注残:52.0(52.5)

入荷水準:51.0(52.5)

在庫:56.5(57.5)

在庫景況感:67.5(62.0)

雇用:53.6(55.8)

新規輸出受注:53.0(55.0)

輸入:51.5(51.0)