中国人民銀行(中央銀行)が人民元の国際化に向け、許容変動幅の拡大を計画しているもようだ。今秋開かれる5年に1度の共産党大会の終了後にも、対米ドルの1日当たり変動幅を上下2→3%に拡大する方針という。外電が3日、消息筋情報として伝えた。

変動幅の拡大により、人民元相場の柔軟性が増す見込み。また市場関係者の間では、この変動幅拡大による人民元相場への影響は限定的で、年内は対米ドルでの人民元高が続くと予測されている。

管理変動相場制が採用されている中国では、為替取引の中心レートとなる「基準値」を人民銀が毎日公表し、1日当たりの許容変動幅を制限している。ただ、人民元の国際化に向けて徐々に規制は緩和されており、2005年の人民元切り上げ以降、対米ドルでの許容変動幅も段階的に拡大された。07年5月に0.3→0.5%、12年4月に0.5→1%、14年3月に1→2%へと広げている。



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