幾つかの取引所はBitcoinCash(ビットコインキャッシュ)を支持しないことを明確にしている、一方、他の取引所は新たなトークンとして扱うことを計画中

ビットコインのブロックチェーンを分割するBitcoinCashの恐怖は実現してしまった。スケールについての議論に終止符を打つ代わりに、フォークの裏側に存在する、主に中国人発掘者から成る少数のグループが二つの競合する異なるコイン(BTCとBCC)を形成した。

CoinbaseとBitMEXなどのいくつかの取引所はBitcoinCashを支持しないことを明白にし、OKCoinとKrakenなどの取引所はこの新たなトークンを取り扱うことをユーザーたちに知らせている。これらの事象に関わらず、BTCの値段は2700ドルあたりで一定を保っている。



■業界の反応



□Node40社CEOPerryWoodin氏

「BitcoinCashの件で恩恵を受けるのは、それをタダでもらえるお金として見ている者たちである。なので、彼らはそれを他の何かに投資することができる。誰が最速でコインを売るかのレースとなるであろう。」



□Coinsource社CEOSheffieldClark氏

「今から30日後に現在起きているこのことを振り返る時、基本的にそれは何ら特別でないことになっているであろう。我々はBitcoinCashを我々の機械に統合することなどは現在何も予定していない。」



□DashCore社CEORyanTaylor氏

「BitcoinCashに関する誤解とそれが何を表すかについての誤解が数多く存在している。ビットコインは分岐しているわけではないことを明白にしたい。むしろ、現在のビットコインの残高を用いたまま、数人のディベロッパーが新たなデジタル通貨を造り、それを分配するのに効率的な手段を全ての人へと利用可能にした。

それにも関わらず、どのようにビットコイン取引の容量を増やすかについての数年にわたる論争は現時点にまで及ぶ。ビットコインは異論の多い問題を解決する効率的な統治モデルを欠く。これは技術の進歩を確実に妨げている。ブロックサイズを増やすかどうかのとても単純な問題が何年も停滞をしている時、なにかが変わらなければならない。私の意見として、統治の方法はビットコインコミュニティがさらに真剣に考慮しなければならない問題である。

市場が完全な決断を下すことになるが、BitcoinCashが長期間で成功できるチャンスは少ないと私は考える。要領を増やしたことは確かだろうが、いくつかの問題は未だに残る。第一に、BitcoinCashはスケールの問題を解決していない。容量はほんの少ししか増えていないのが現状で、さらに莫大の数のユーザーに対応するには、未だに信頼できる技術は欠如している。二つ目に、ビットコインはビジネスと消費者に便利で、多くの完璧なサービスを統合するビットコインネットワークをこれからも持続することになる。ビットコインに比べて特に大きな進化のないBitcoinCashが同じサービスを統合することは、企業にとってそれらを運用するのはかなりのコストになることから、ほとんど起こりえないであろう。」



□ZenCash社共同創業者RobViglione氏

「ビットコインのスケールは過去数年複雑な状況であったため、たとえ状況が少々いい加減であったとしても、何らかの進歩を見られたことは良かった。この経済圏内のプレーヤーたちはSegwit2xにむけてBIP-91を使いアップグレードするであろう。しかし、UTC12:20に発足したUserActivatedHardFork(UAFH)に対し、BitmainのBitcoinCashへのサポートがある。

良いニュースは二つの異なる好みを持った集団の間で行われる実験を見ることができる。片方の手段を強調するのではなく、二つのアイデアがどのように現実社会に解き放たれるかを目撃できる。これは仮想通貨の素晴らしい長所である。仮説や推測について口論することなく、アイデアを市場に持ち込みどのように働くかを観察することができる。

だが、長所と短所はすべてのものに存在する。分裂においての短所はビットコインが経済圏の一部分を失うこととである。ネットワークエフェクトはこの分野においてとても重要であるからだ。だが、むしろ、これはゼロサムゲームではなく、平行線であっても共に繁栄することは可能なのである。」(出典:FinanceMagnates)



■エムトレの視点



BitcoinCashの誕生は一般投資家にとって未だに多くの問題を含んでいる。他方、ビットコイン保持者のその9割以上は決済手段としてビットコインを利用しているとは考えづらく、BitcoinCashはある種新規仮想通貨(暗号通貨)、ないしは無料で割り当てられた配当のようなものであると認識されていてもおかしくはない。結局のところ、現段階では、ディベロッパーやマイナーが想定している程サービス展開は進んでおらず、社会実験の段階でしかないという見方も可能だろう。





【ニュース提供・エムトレ】