ドイツの10月ZEW景気期待指数は56.1と9月に77.4と1999年以降ほぼ20年ぶり高水準を記録したのち急激に悪化し5月来の低水準となった。欧州での新型ウイルスが再び拡大し一部ではパンデミックが始まったばかりの4月時を上回る感染件数にまで増加、各国で外出規制などが再び強化され景気見通しも急速に悪化している。



連邦準備制度理事会(FRB)も度々繰り返しているように経済の成長軌道はパンデミックの展開次第ということは明らかだ。



国際通貨基金(IMF)は13日新たな見通しを発表し2020年の世界経済見通しを4.4%のマイナス成長と、前回6月の5.2%マイナス成長から上方修正した。中国経済の回復や各国の力強い財政策が成長減速抑制を支援するとの見方。「パンデミックの拡大継続で、活動の再開が停滞している」「長く、不透明で、まちまちな回復」と加えた。また、上方修正されたが、世界経済が依然、大恐慌以来の深刻な景気後退に落ち込んでいることに変わりはなく、パンデミック前の経済への回復には時間がかかると悲観的な見通しを示した。IMF理事は景気の大きな落ち込みが欧州のパンデミック復興基金、大規模な中銀の国債購入などがクッションとなっているとし、当局に対し、時期尚早な支援策の解除を警告した。米国の追加経済対策の実施が待たれる。