シカゴ先物のデータによると、投機家や投資家の円の買い持ち高が3週連続で減少した。



今週は新型コロナウイルス感染動向、ワクチンや治療薬の開発の進展動向、追加経済対策の行方を睨みつつ大統領候補最終討論会に注目される。経済対策を巡るムニューシン財務長官と民主党ペロシ下院議長との交渉は大統領選挙前に合意する確率が大幅に低下したものの継続すること自体が好感材料で、いずれ合意し回復を支援するとの期待は根強くドルを支える。米国ではさらに住宅関連指標が相場材料となる。また、連邦準備制度理事会(FRB)は地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表する予定。経済活動の再開で順調な回復が見られるが、パンデミック前の水準には程遠いことが再び確認されそうだ。この結果を参考材料の一つとして、次回大統領選挙直後の11月4日、5日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)で政策を決定する。追加財政策の行方が混とんとする中、パウエル議長など高官は現時点でFRBは最大限の緩和を実施しているとしており、この会合でもゼロ金利、量的緩和を据え置く見通し。



また、英国と欧州連合(EU)の離脱を巡る通商交渉の行方にも注目。欧州連合(EU)サミットの結果を受けて英国の首相報道官は「もし、EUが姿勢を変えなければ通商交渉は終了する」と警告、ジョンソン首相は「通商協定なしの離脱準備」を指示した。ただ、今週初め、フロスト英首席交渉官とバルニエEU首席交渉官が協議することで合意しており、引き続き行方に注目。同時に通商合意ない離脱リスクも存続するためポンドの上値は引き続き限定的と見る。



■今週の主な注目イベント



●米国

19日:10月NAHB住宅市場指数、FRBのパウエル議長、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ理事、国際決済銀行(BIS)のカルステンス総支配人との国境間の仮想決算に関する討論会に参加、ウィリアムズ米NY連銀総裁が基調演説、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が講演



20日:9月住宅着工件数・建設許可件数、クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長が金融安定に関し討論、エバンス・シカゴ連銀総裁が経済の先行きに関し討論、ボスティック米アトランタ連銀総裁が住宅市場に関して討論



21日:地区連銀経済報告(ベージュブック)、メスター・クリーブランド連銀総裁が金融政策に関し討論、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が講演、カプラン米ダラス連銀総裁が講演



22日:新規失業保険申請件数、9月景気先行指数、9月中古住宅販売件数

大統領候補最終討論会


23日:10月マークイット製造業PMI



●英国

23日:小売売上高、製造業PMI



●欧州

19日:ラガルドECB総裁が基調演説



●中国

19日:7−9月期GDP







●地政学的リスク

ベネズエラ

北朝鮮:

イラン

ガザ紛争

シリア

イエメン

香港