全米の製造業活動の状況を示す米供給管理協会(ISM)が発表したISM製造業景況指数の2月分は60.8と1月58.7から予想以上に上昇し2004年5月以降17年ぶり高水準となった2018年2月の水準に並んだ。9カ月連続で活動の拡大と縮小の境目となる50を上回り活動の拡大を示した。累積需要が押し上げ。さらに、供給や労働者不足が仕入れ価格を押し上げた。今後、経済活動の再開にともないレストランなどの営業も再開し食品製造業の稼働も一段と加速すると見られる。ワクチンの進展で、企業の楽観的見通しも強まっている。調査の結果、楽観的回答5に対し、悲観的回答は1。1月の3対1の比率からさらに改善した。



ISM指数の重要項目の新規受注は64.8と、9カ月連続で50を上回った。注目の仕入れ価格は86.0(82.1)。2008年6月以降13年ぶり高水準となった。また、雇用は54.4と3カ月連続で50を上回り2019年3月以降2年ぶり高水準となった。一方で、在庫は49.7と、50を割り込んだ。顧客在庫は32.5と、1月33.1からさらに低下し低すぎる水準。入荷遅延は72.0と、2004年以降17年ぶり高水準。受注増加ぺースが一段と加速、需要に追いつくため生産がさらに加速する可能性が示唆された。年後半の力強い回復を後押しする可能性がある。



■2月ISM製造業景況指数:60.8(1月58.7)

新規受注:64.8(61.1)

仕入れ価格:86.0(82.1)

生産:63.2(60.7)

受注残:64.0(59.7)

雇用:54.4(52.6)

入荷遅延:72.0(68.2)

在庫:49.7(50.8)

顧客在庫:32.5(33.1)

輸出:57.2(54.9)

輸入:56.1(56.8)