米供給管理協会(ISM)が発表した3月ISM非製造業景況指数は63.7と、2月55.3から予想59.0以上に上昇し、1997年来で最高を記録した。活動の拡大と縮小の境目となる50を10カ月連続で上回った。



景況指数は69.4と、2月55.5から上昇し、1997年統計開始以降最高。重要項目の新規受注も67.2と、2月51.9から上昇し過去最高を記録した。



回答者によると、パンデミックにより中断されていたプロジェクトが再開され顧客の活動が加速しており、さらに、最近の経済対策の効果や積み上げ需要増が指摘された。



雇用指数も12月に50を割り込み活動の縮小が示されたのち、3カ月連続で50を上回り活動が拡大。



ワクチン接種ペースの加速で経済活動の再開にも拍車がかかり、一段と強い回復に期待が集まる。3月雇用統計に続いて強いISM非製造業指数を受けて、早期の利上げ観測も強まりつつあり、ドルを支える。金利先物市場では2022年12月の利上げを織り込んだ。2023年までゼロ金利据え置きを予想している米連邦準備制度理事会(FRB)の見通しと、かなり相違した。



◆米3月ISM非製造業景況指数:63.7

景況指数/生産:69.4(2月55.5、6カ月平均58.1)

新規受注:67.2(2月51.9、59.3)

仕入価格:74.0(71.8、66.8)

受注残:50.2(55.2、51.7)

入荷水準:61.0(60.8、59.3)

在庫増減:54.0(58.9、53.8)

在庫景況感:52.7(54.3、50.9)

雇用:57.2(52.7、52.6)

新規輸出受注:55.5(57.6、53.6)

輸入:50.7(50.5、52.3)