短期投機家・投資家の円の売り持ち高は前々週から減少した。





世界的に新型コロナウイルス感染が収束せず、経済活動の再開がまちまちとなっている。今週は英国ではパブやレストランなどが再開する予定。また、欧州でもワクチン接種ペースが加速しており、欧州での回復も進むとの期待がユーロやポンドを支援する。



また、米国では引き続きインフレの行方を見極めつつ米国債相場を睨む展開。3月消費者物価指数(CPI)でインフレ動向を判断していく。生産者物価指数(PPI)は予想以上に上昇したが、サプライチェーンの混乱などが影響し、今後数か月のインフレの上昇は想定内となっている。ただ、インフレが制御不能となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期の利上げに迫られるかどうかが今後の焦点となる。米国経済の7割を消費が占めるため小売売上高の3月分にも注目。2月にマイナスに落ち込んだのち、5.5%のプラス改善が予想されている。



FRBは14日に、地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表予定。この結果は、次回連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策決定の材料のひとつとなるため注目される。全地域での物価動向や雇用の状況に注目。FRBは目標達成には時間がかかると、3月のFOMCで23年までゼロ金利を据え置く可能性を示唆した。パウエル議長は14日に、討論会に参加予定。発言から、PPIなどの上昇を受けた早期の利上げの可能性を探る。



■今週の主な注目イベント



●米国

12日:ローゼングレン・ボストン連銀総裁が経済見通し協議

13日:3月消費者物価指数(CPI)、FRB主催のイベントに、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁が出席

14日:3月輸入物価指数、地区連銀経済報告(ベージュブック)パウエル議長、ワシントンのエコノミッククラブ討論会に参加予定、クラリダ副議長が討論会に参加、ウィリアムズ米NY連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁が討論会参加

15日:3月小売売上高、4月ニューヨーク連銀製造業景気指数、週次失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数、3月鉱工業生産・設備稼働率、4月NAHB住宅市場指数、2月対米国投資、ボスティック米アトランタ連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が講演

16日:3月住宅着工件数・住宅建設許可件数、4月ミシガン大学消費者信頼感指数



●英国

12日:ロックダウン一部解消

13日:2月GDP



●欧州

12日:2月小売売上

13日:独4月ZEW景気指数

15日:仏、独、伊CPI



●中国

13日:3月貿易収支、輸出・輸入

15日:1-3月期GDP、3月小売売上、3月鉱工業生産



●日本

12日:3月PPI

15日:日米首脳会談