米供給管理協会(ISM)が発表した6月非製造業景況指数は60.1と、過去最高となった5月の64から低下した。予想も下回り、2月来で最低となった。しかし、活動の拡大と縮小の境目となる50は13カ月連続で上回った。5月から予想以上に低下も、引き続き高水準の伸びを維持している。主要項目である新規受注は62.1と、5月63.9から低下も6カ月平均の61.7は上回った。4−6月期国内総生産(GDP)で10%近くの成長予想は依然変わりはないとの見方。



仕入れ価格は79.5と、5月の80.6から低下し、高インフレが一段落したことは安心感に繋がる。一方で、雇用は、昨年12月来の50割れで活動が縮小。調査への回答者は、求人に対して、適切な労働者を確保するのが一段と困難になったとコメントしている。さらに、製造業と同じく、政府の失業者支援策支給で、労働者が雇用復帰を望まない傾向にあることも影響していると見られる。900万人近くの求人件数があるにもかかわらず900万人近くが失業中。企業が求める技術と、失業者の技術の乖離も問題となっている。



問題は原材料不足、インフレ、労働者不足が引き続きビジネスの障害になっていると、ISMサービスビジネス調査委員会の委員長、Nieves氏が指摘している。経済の成長過熱を生まない限り、需要と供給問題が解決するまでFRBの長期にわたる緩和策維持の姿勢を正当化する。



労働省がワシントンで7日に発表する5月JOLT求人件数で、労働市場のスラックの状況を探っていく。



■6月ISM非製造業景況指数



総合ビジネス景況指数:60.1(5月64、6カ月平均60.8)

景況指数:60.4(66.2、62.4)

仕入れ価格:79.5(80.6、74.5)

新規受注:62.1(63.9、61.7)

受注残:65.8(61.1、56.5)

入荷水準:68.5(70.4、64.1)

在庫増減:49.9(51.5、52.1)

雇用:49.3(55.3、54.8)

輸出:50.7(60.0、54.9)

輸入:58.2(50.4、53.2)