今週は米国の住宅関連指標や連邦準備制度理事会(FRB)が公表予定の地区連銀経済報告(ベージュブック)に注目が集まる。また、パウエル議長を始め、高官がイベントなどでの講演が予定されており発言に注目が集まる。



住宅セクターは建築材料不足や人手不足、コストの上昇で伸び悩んでいる。需要は引き続き強いと見られ、中古住宅販売は伸びの拡大が予想されている。さらに、FRBが公表予定のベージュブックの結果は、次回11月2-3日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での金融政策決定の材料となる。FRBは9月FOMCの議事録の中で、資産購入策の縮小のタイミングを協議し、11月、または12月中旬にも開始することになる可能性を示唆。さらに、月150億ドル規模での縮小を計画していることも明らかになった。市場は11月の資産購入開始を織り込みつつある。



また、パウエル議長もサプライチェーンの混乱が来年まで持ち越される可能性にも言及するなど、FRB高官が高インフレに関し、一過性との判断に懐疑的見方を強める傾向も見られ、米金利先物市場では2022年9月の利上げが8割近く織り込まれ、ドルを支援する。



また、中国は第3四半期GDPを発表予定で注目となる。中国の成長鈍化が世界経済の回復にも警戒感を与えている。





■今週の主な注目イベント



●米国

18日:9月鉱工業生産・設備稼働率、10月NAHB住宅市場指数、8月対米証券投資、

ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁が講演、クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長が金融安定に関し協議



19日:9月住宅建設許可件数・住宅着工件数、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁ボウマンFRB理事講演、バーキン米リッチモンド連銀総裁講演、ボスティック米アトランタ連銀総裁のインタビュー、ウォラーFRB理事、経済、経済見通し協議



20日:地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表予定、ボスティック米アトランタ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁が富の多角化に関するイベントに参加



21日:週次新規失業保険申請件数、10月フィラデルフィア連銀景況指数、9月先行指数、9月中古住宅販売件数、ウォラーFRB理事が米国経済を協議、ウィリアムズ米NY連銀総裁が司会



22日:10月製造業・サービス業PMI(22日)、などが予定されている。

デイリー米サンフランシスコ連銀総裁がFRBと気候変動を協議、パウエルFRB議長がサウスアフリカ準備銀主催のコロナ後の金融安定に関する討論会に参加予定



●中国

18日:第3四半期GDP、小売売上高、鉱工業生産



●欧州

16日:ラガルドECB総裁が講演

20日:ユーロ圏CPI

21日:EUサミット、エネルギー危機、コロナ、移民問題が議題、ユーロ圏消費者信頼感

22日:ユーロ圏、仏マーキット製造業・サービスPMI



●英国

17日:ベイリー英中銀総裁が討論会参加

19日:ジョンソン首相が世界投資フォーラムを主催

20日:CPI

21日:小売売上高

22日:マーキット製造業・サービスPMI